2015年7月7日火曜日

賃貸アパートでビル陰共聴からアンテナ受信へ切替工事

賃貸アパートのオーナー様からのご依頼で、アンテナ新設工事にお伺いしてきました。


こちらのアパート、アナログ時代から道路を挟んだ先に建っているマンションのビル陰になっていて、そのマンションのビル陰共聴設備でテレビ受信されていました。

しかし、アナログ放送から地上デジタル放送に切り替わった事を受けて、「この7月末で共聴設備を終了します。」と、一方的にマンションから通知があったそうです。
アンテナ受信で行けるかどうか、まず調査にお伺いしました。

既存設備を見ると、保安器脇に2分配器があります。
こちらのアパートは、1階2階に1戸ずつに世帯が分かれているので、2分配で分けている模様。

しかしよく見ると、3本出力があります?
なんか無理矢理接続されていますね。。。

で、本当にアンテナ受信が可能かどうか、テスト用のアンテナで測定してみます。

完全にマンションの向こう側に送信塔が隠れている状況です。

おっ!エラーフリーです。


受信レベルは結構低めですが、何とか行けそうです。

ここでちょっと困りました。
レベルが低いのでブースターが必須ですが、共用の電源が取れないので、1階か2階のどちらかのお宅にブースター電源部を設置しなければならなくなります。
これもし電源部設置された方が空き家になると、電源が供給されなくなるのです。
と言うことで、ブースターを使わず、1階用と2階用と2つのアンテナを設置することになりました。

壁面金具2つで防錆ポールを保持します。


UHFフラットアンテナ×2本で松山本局を狙います。


エラーフリー。


テレビ1台なら十分なレベルが出ました。


既存の分配器を外して、ケーブルを直接繋ぎます。


繋いだところは、しっかりと防水処理。


で、無理矢理に分配器のところに繋がれていたケーブルは、1階のエアコン穴から宅内へ入っていました。

これどこかの業者がやったんでしょうね。。。
これも活かしておかないといけないので、、、

1本のアンテナは2分配器で分けました。

本当は分けたくないレベルなのですが。。。

気になるので、2分配器の出力も見ておきます。

少しエラーが出ますね。。。

まぁ、レベル的にはギリギリのところです。

実際にはケーブル損失もあるので、テレビのところでどの程度落ちているかは不明です。

こんな感じで完成です。

どちらのお宅もお留守なので宅内の確認はできません。
何か不具合があれば、ご連絡いただく様にしています。

アベ冷熱技研ではアンテナ工事だけでなく、ケーブルテレビなども、お客様のニーズに合ったご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください<(_ _)>

2015年7月6日月曜日

賃貸アパートでエアコン新設&専用コンセント増設工事

賃貸アパートで、エアコンの配管穴や専用コンセントも無いお部屋に、エアコンの新設工事にお伺いしてきました。

富士通G製 4.0kwタイプ お客様支給品です。

「夏は本当にいつも死にそうになります。」と、切実なメールをいただきました。
お部屋はキッチン・ダイニング。
隣のリビングには6畳用のエアコンが付いていましたが、能力不足状態。。。
西日が当たる2階部屋で、コンロの火を使うため、かなり暑いのが見て取れました。
エアコン設置・配管穴開け・電源工事に関しては管理会社に許可を貰っていただいているそうです。

では工事に掛かります。
位置決めをして背面板を設置。


配管穴を開けていきます。


この穴を利用して、電源ケーブルを通そうかと思っていましたが、ツーバイフォー構造のため、天井裏から壁内へのケーブル通線ができませんでした。

配管穴には小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入。


コンセントは天井面へ取付ける事にします。
天井を開口。


ユニットバスの点検口を利用して、天井裏へアクセス。


ケーブルを通していきます。


通線完了。


コンセントを取付けます。


分電盤へ分岐ブレーカーを増設し、ケーブルを接続。


電源工事完了です。


エアコン工事に掛かります。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管は化粧テープ巻き仕上げ。


配管を接続後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

今日からキッチンも快適にご使用いただける様になりましたね。
このエアコンが使える様になったので、リビングでお使いのエアコンの分解洗浄もご依頼いただきました。
洗浄受付中止中ですが、このエアコンが使えるので「日数が掛かってもかまわない」と言うことでお引き受けいたしました。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2015年7月4日土曜日

BSをCATVに混合して全部屋でBSを見る工事

「現在、リビングのみでしか見れないBS放送を、各部屋で見れる様にしたい。」と、ご依頼いただき、本日工事にお伺いしてきました。

地デジはCATVを契約されていて、BSアンテナはご自分で設置されていました。


2階ベランダに設置されていたBSアンテナから、直接リビングまで配線されている様です。


レベルを測ってみましたが、今日は雨天ということもあり、あまり良くはありませんね。


2階納戸にある点検口から、分配器があるであろう天井裏へ。


ありました。6分配ですね。
CATVのブースターも設置されています。


BSのケーブルが近くを通っていたので、ここでカット。


レベルを測ってみると、結構いいレベルが出ています。

CN値は雨天なので、こんなものです。

CATVのブースターを撤去して、BS/CATVブースターへ取替えて、各ケーブルを接続します。

これでCATVとBSが混合され、各部屋へ流れます。

お部屋のテレビユニットでレベルを測定しながら、ブースターの出力レベルを調整していきます。


いい値が出ましたね。


CATVの方は入力レベルが大きすぎたので、ブースター手前で-10dBのアッテネーターを入れています。


ケーブルが1本になったので、テレビ手前でセパレーターを使ってCATVとBSを分けます。


後は映りを確認いただいて、お引き渡しです。

後日、他のお部屋にもテレビを設置されるそうです。

アベ冷熱技研ではアンテナ工事だけでなく、ケーブルテレビなども、お客様のニーズに合ったご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください<(_ _)>

2015年7月3日金曜日

「地デジが映らなくなった」ので点検修理作業

「だんだんとテレビが映らなくなくなってきて、今映っているのはNHKだけ。」と、点検のご依頼をいただき、お伺いしてきました。


こちらは砥部町。
アナログ時代はUHFを2本使って受信していた地域です。

リビングのテレビ脇で、レベルを測定してみます。

あら、全然レベルが出ていません。。。

屋根上に上がって、ミキサー出力で直接レベルを測ってみます。


お?エラーフリーですよ。


あら?いい受信レベル出ていますね。

アンテナ自体が悪いのではなさそうですね。

ケーブルに目をやると・・・ あっ!

繋ぎ目発見。
でもしっかりテープが巻かれているので、水が入った感じはありません。

天井裏で分配器を探します。


この分配器の入力側を外して、レベル測定。


あぁ、やっぱりあの繋ぎ目が怪しいですね。。。
レベルが下がりすぎです。


また屋根上へ戻って、繋ぎ目をカットして繋ぎ直します。


屋根裏へ戻って測定すると、バッチリレベルが上ってます。


原因はここでしたね。

しっかりと接続して、自己融着テープで防水処理。

使われていないBSケーブルに添わせて、少し浮かせる形にしました。


あとはリビングのテレビで受信状態を確認。

完璧ですね。

全チャンネル映る様になりました。

「助かりました。ありがとうございます。」と、大変お喜びいただきました。
アンテナ自体もそろそろ取替え時なので、将来的にご検討いただける様お奨めさせていただきました。

持ち帰った繋ぎ目をバラしてみました。

これは施工不良ですね。。。
もうちょっとでコネクタからケーブルが抜けるところでした。
アンテナ工事では、このコネクタ加工が重要な作業になります。
ここを見るだけで、施工者の腕前が判るわけですね。