2011年4月12日火曜日

引越業者取外しのエアコン分解洗浄&取付工事

先週、松山市にお引っ越しで来られたお客様からのご依頼で、エアコン分解洗浄と取付工事をご依頼いただきました。

取外したままで梱包されているとの事で、室内機のみお引き取りにお伺いしたのですが。。。

よくあるんです、この光景(-_-;)
梱包される方も大変でしょうし、運ぶ方も大変。
最後にこれを取付ける方も大変です。。。

誰が悪い? もちろん取外した業者さんですね。
まったく何を思ってこんな事をするのか、人格を疑います。

お陰で、銅管が途中で潰れています。

銅管が無い、銅管が無いって騒いでいる時に。。。
お客様の立場に立って物事を考える事ができない人に、お客様からお金を頂く資格はありませんね。

気を取り直して、洗浄するために分解していきます。

日立製作所 RAS-2810MXD(2001年製)

電気系統を取り除いて、完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


そして、本日取付け工事を行い、お引き渡しです。

配管は潰れていた部分から切断して、何とか長さは届いたので既存配管流用としました。

キレイになったエアコンで快適にお過ごしくださいませ<(_ _)>


分解洗浄の動画が見れます↓
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2011年4月9日土曜日

今日は下請工事×2件

アベ冷熱技研ではお客様からの直接依頼の他にも、業者さんからの下請工事も行っています。
今日は2件の業者さんからのご依頼で、午前中、午後とエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

午前中はマンションのエアコン取替えだったので、簡単に終わるだろうと思っていたら・・・

既存のエアコンが東芝で、高さ250mmのコンパクトタイプだったのに対して、新しく取付けるエアコンは高さ300mm。。。
250mmでもギリギリだったのに、背面板の上部が下がり天井に当たって室内機を取付けることができません。

カーテンレールのところまで目一杯下げると何とか設置できそうですが、無理に取付けるとカーテンレールやカーテンが結露してクレームの原因になるのは目に見えています。

元請けの営業の方に来ていただき、結局こんな感じに設置しました。

ビス穴が見えて嫌な感じです。
この言葉使いたくないんですが・・・仕方が無い(-_-;)

お昼からお伺いしたお宅のエアコンは、2002年製。
室内機を見るとまだまだ使えそうですが、取替え。
理由はこれ。

プラロックが土に埋もれるくらい室外機と地面が近くて、室外機の底面が腐食。
その腐食が進行して配管溶接部が破損し、ガス漏れ。。。
大量のオイル漏れが見られるため、買い替えの方が安いと判断されたそうです。

新しく設置した室外機には、プラロックの下にお客様の用意されたブロックを敷きました。


午前の工事は、現地下見をしておけば時間ロスを避けられたはずです。
それ以前に、既存機を設置した業者さんが、将来を見据えた設置場所を選定できていれば、見苦しいビス穴が見える事もなかった訳です。

午後の工事も、既存機を設置した業者さんに配慮が足りなかったとも言えます。
それか、外溝屋さんが真土を入れすぎたとも言えますね。
自分も以前、新築の現場で室外機3分の1くらい埋められた事がありますから。。。(^_^;)

まぁ、下請工事はこんな感じの現場が多いので、勉強になります。
・・・人の振り見て我が振り直せ

2011年4月5日火曜日

エアコン移設&分解洗浄工事

先週、エアコンの移設工事をご依頼いただき取外しにお伺いした時、吹出口のところから見える内部にかなりの黒カビが見えたので、洗浄をお奨めしてお預かりしていました。

三洋電機 SAP-V22J(2002年製)

電気系統を取り除いて、完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


吹出口↓


今回、取外しの時に、室内機のフレア接続口のところからかなりのオイル漏れを発見し、施工不良によるガス漏れが見つかりました。

持ちかえり、洗浄前に接続してガス圧測定を行ったところ、やはり適正値より低いガス圧だったため追加補充をしておきました。

そして、本日取付け工事を行い、お引き渡しです。

キレイになったエアコンで快適にお過ごしくださいませ<(_ _)>


分解洗浄の動画が見れます↓
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2011年4月4日月曜日

三菱電機 新規受注停止

本日は快晴! 松山市内では桜が開き初めました。

今日は「節句休み」の企業が多かったんじゃないでしょうか?
アベ冷熱技研も本日はお休みさせていただきました<(_ _)>
「野良の節句働き」って言われたくないですから・・・(^_^;)



って、明るくBlogを書きたかったんですが、ちょっと無理です。

先週末、三菱電機が当面の新規受注を停止しました。
空調機トップメーカーが受注を停止する事の意味。
当然、三菱ユーザーが他メーカーに流れ、そのメーカーたちも同じ状況に陥ることは目に見えています。

先週末、パッケージエアコンの見積りをご依頼いただいて、「どのメーカーでもいいから、在庫のあるメーカーで見積りを」と仕入先に問い合わせていましたが、どのメーカーも無し。
明日も探してくれるそうですが、おそらく難しいでしょう。

地震の影響とは関係なく、昨年からフロンガスが少ないため生産が進んでいないと言う話は聞いていました。
銅管もなかなか手に入らない様な状況が続いていた矢先の、地震。

私たち工事業者はいくら腕に自信があっても、機器や部材がなければ、ただの「人」です。
資格なんて何の役にも立ちません。

会う人、会う人と冗談交じりに話していた、「東北に行こうか」。。。

「お手伝いをしたい」と言うボランティアの気持ちは、阪神淡路大震災の頃からいつも持ち合わせています。
今でも自分がここに居ていいのか、画面の向こう側でお手伝いできることがあるんじゃないかと、ずっと考えています。

自分が何のしがらみも無い一人者だったら、既にここに居ないでしょう。
いや、家族のせいにする訳じゃありません。
でも、ボランティア(無償)で現地に行けるほど、アベ冷熱技研は強くは無く。。。
組合からも、災害ボランティアについてのアンケートが来ました。
「行きたいけど無償では無理」と返答しました。
アベ冷熱技研と同じ小企業の方々も、同じ様に悩まれている方がたくさんいらっしゃるハズです。

東北復興に力を貸したい!
この思いを受け入れてくれる制度の開設を、切に願います。


【 2011年 4月 5日 追記 】
ダイキン・日立・三洋も新規受注を停止しております。

2011年4月3日日曜日

安い工事業者との違い

この時期はお引っ越しされる方が多いので、エアコン移設工事のお問い合わせは多いです。
が、価格を聞いてやめる方が半分くらいいらっしゃいます。
ホームページからのお客様は、ほとんどご説明無しでご依頼いただけますが、タウンページやリックの広告をご覧になった方は、価格のみで決めていらっしゃる様です。
紙面の広告に価格を入れないのは、自分のポリシーです。
工事金額より、多額の広告費を払ってでもアベ冷熱技研の思いを文章にして載せる事が、紙面広告には必要だと思っています。
また、安い価格をチラつかせて魚を釣り上げる様な手法は、お客様に対して大変失礼な行為だと思います。

しかし、世の中は甘くありません。
大半の方が、その安い工事金額を見て、そちらの業者さんに流れています。

前にもこのBlogで書きましたが、その業者さんたちが施工されたエアコンの修理やガス補充は、アベ冷熱技研に依頼があります。
依頼はお客様から。
「施工不良での故障なら、施工された業者さんに責任取っていただいたらいいと思いますよ」とお伝えするのですが、ほとんどの方が「二度と依頼したくない」「来て欲しくない」「信頼できる業者さんにお願いしたい」と言われます。
結局、高い修理代を負担されるお客様には、とてもお気の毒です。

「工事」は「製品」ではありません。
量販店やネットで激安で販売されている、テレビ・パソコンなどの「製品」とは根本的に違います。
「工事」は、ベルトコンベアに乗った部品を、ロボットが組み立てて行く訳じゃないんです。
みなさんご理解いただいていると思いますが、同じ価格でも、同じ「工事」は期待できません。
そこには工事を行う「人」の「感情」や「思い」、そして「職人魂」が込められているから。

一昨日でしたか、同じ様にエアコン移設のお問い合わせがあり、価格をお伝えし、当社ではなく他の業者さんへ工事依頼していたお客様から、再度お電話があり、移設工事のご依頼をいただきました。

何が起こったかと言うと、その業者さん、移設のためにガスを回収し始めたところ、室外機のファンが回っていない事に気づき、「このエアコン故障しているので、うちでは工事できない」と言って帰られたそうです。
そこでお客様は困り果てて、当社へご依頼いただいた訳です。

きちんと移設工事完了しました。
97年製でそろそろ寿命ではありますが、問題無く動いています。
いろんなメーカーのエアコンを触って、いろんな動作特徴を知っていれば・・・そんな経験以上に、「冷凍空気調和機器施工技能士」の資格保持者なら、何故その時にファンが回らなかったかなんて即答できる訳です。
危うくこのエアコン君、処分されるところでした。

この業者さん、タウンページにもリックにも、アベ冷熱技研と同じページに広告掲載されています。
それでも価格で選びますか?
アベ冷熱技研は、適正価格でお客様の大切な機器を安全で快適に設置させていただきます<(_ _)>

2011年4月4日(月曜日)お休みします

誠に勝手ながら、明日4月4日(月曜日)は休業させていただきます。

なお、当社施工物件の故障等につきましては、緊急の場合のみ対応させていただきますので、お渡ししております名刺記載の携帯電話へご連絡いただきますよう、お願い申し上げます<(_ _)>

2011年4月1日金曜日

電工青年部役員会&花見会?

一番町から高岡町まで歩いて帰ったので、足パンパンです。。。
実況はTwitterで、、、(^_^;)

今日は夕方から、松山電気工事協同組合青年部の役員会に出席してきました。

花見の時期なので、久々に飲みに出ようと言う事で、花の無い花見会も開催。
役員会は今月行われる行事の打ち合わせと、来月開催の青年部総会について話し合いが行われ、こちらは無事終了。

終了間際に、自分が始めたグループウェアについて、閉鎖させていただくことを伝えました。
いろいろ考えたんですが、グループウェアは各個人全員がきちんと利用しないと意味がありません。
まぁ、ここでいろいろ書くのは青年部の恥になるので書きませんが、今後の連絡はアナログ(FAX)に戻す事にさせていただきました。
念を押しますが、別に怒って止めた訳じゃありませんよ。
世の中にはいろんな人がいて、パソコンにウトイ人もいるって事です。

飲み会はいつも通り、和気あいあいと進んでいる様に見えましたが、ちょっと・・・いや、かなりモメました。
酒の勢いもあったと思うんですが、役員改選の年でいろいろと問題が。
自分的には、モメ事もあっていいと思います。
陰でコソコソ言うより、自分の意見をぶつけ合える仲っていうのも大切だと思います。
来期の部長も決まりました。 あ、いや、総会で承認をいただいてからですが。。。
もちろん自分じゃありませんよ。
電気工事業界にとってかなり厳しい年になりますが、みんなで支え合って乗り切りたいもんです。

2011年3月31日木曜日

ボイラー混合弁取替え修理

お昼から、ボイラーの修理にお伺いしてきました。

リモコンにはエラー表示。
本体でリセットしても、一瞬燃焼してすぐ停止。

エラーコードから、「電磁混合弁」を割り出し、抵抗値を測定すると・・・不良。

製造年は97年。
すでに部品は有りません。

・・・が、たまたま当社の倉庫に眠っていた混合弁が有り、装着!

無事復旧!
ラッキーなお客様でした。

実はこちらのお客様、以前からオール電化を検討されていました。
このボイラーも、すでに14年経過しているし、奥様はIHクッキングヒーターに大変興味があるそうで、今回、オール電化工事のご依頼をいただきました<(_ _)>

・・・が、商品は有りません。
福島原発近くの部品工場で作られていた減圧弁などの部品が入手困難となり、各メーカー生産がストップしています。
今日のニュースを見ても解る様に、生産の再開の見通しは立っていません。

今回はボイラーが修理できたので当面は大丈夫ですが、これから先どうなるんでしょう?

2011年3月29日火曜日

中島でエアコン新設工事

今日は朝5時起きで、三津浜港からフェリーに乗って中島に行ってきました。

この仕事始めて、仕事で渡るのは3回目、、、かな?
基本的にエリア外なので繁忙期にはお受けできませんが、時間的に余裕ができればお伺いできます。
ちなみに、渡航費はお客様ご負担でお願いしております。

今回の機器はPanasonic製で、お客様支給品です。

お電話で内容をお聞きしていたのですが、屋根の形状が複雑な上、窓の横に戸袋などがあり、室外機を屋根置きでご希望だったんですが、引っ張りが取れないため壁面置台を利用して設置しました。

ちょっと見えにくいですが、溶融亜鉛メッキ仕上げで塩害に強い架台で設置しています。
スリムダクトもお奨めしましたが、今回は予算の都合上、テープ巻き仕上げとなりました。

3月も最終週に入り大分落ち着いてきましたが、地震の影響でエアコンの部材が入って来なくなりました。
国がメーカーに指示を出していると言う話も聞きます。
当社の在庫も底を突いてきました。
これから夏に向けて、どうなって行くんでしょうか。。。
このままでは西日本も衰退していく様な気がします。

職替えでもしますか・・・っと、明るく明るく、前向きに!

2011年3月27日日曜日

さよなら STREAM

お休みですが、朝早くに起きて一生懸命・・・・・洗車しました(^_^;)

3年前、このBlogでも紹介させていただいた、愛車「 HONDA STREAM RSZ2.0 」。

本日、お別れしました(T_T)

息子たちもお気に入りだったSTREAM。
HONDA i-VTEC2.0エンジンは、すばらしい吹け上がりでした。
ミッションはCVTですが、F1にも使われているパドルシフト装備で、7人乗りのミニバンとは思えないほどのスポーティーな走りが体感できます。
しっくり来る感じと、機械好きの自分をワクワクさせる「ホンダイズム」が凝縮されたそのボディに惚れ、毎週末この車に乗るのが楽しみでした。

2月中旬頃、ふっと車検証を見て、今年7月に車検だったのを思い出しました。
乗り潰すつもりで購入したので、「車検費用を貯めておかないと」と思った程度で別にその時は何も思っていませんでした。

その頃、いろんな事を考えていて、そのいろんな事が重なって、まぁホントいろんな思いの結果がこうなりました。
年度が替わる前の3月って言うのも、今考えるとものすごく良いタイミングだったと思います。

はい、、、そうです、買い替える事にしました。
日本の危機に不謹慎なと思われるかも知れませんが、契約を決めたのは地震の起こる前の週の日曜日ですのでご勘弁ください<(_ _)>

現在の自動車メーカーの状況から、その車が納車される月日は未定です。
が、ディーラーさんの配慮で、年度が替わると1年分の税金が加算されるので、本日お引き取りに来られました。
新しい車が到着するまで、代車を用意してくれたディーラーさんにも頭が下がります<(_ _)>
納車が遅れるのはまったく気にしていませんが、「申し訳ございません」と頭を下げていただくディーラーさんに申し訳なく思います。

頑張れ日本の部品工場! 頑張れ熱い魂を持った匠たち!
この買い替えも、復興の一助になればと切に願います<(_ _)>