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2017年7月17日月曜日

メーカーサービスに修理8万円掛かると言われたエアコンの修理と分解洗浄

6年前にご購入いただいたエアコンの修理にお伺いしてきました。

三菱電機製 MSZ-AXV361S-W (2011年製) 標準タイプです。

こちらのマンション、ご購入いただいた際のお客様はお引越しされていて、その時のお客様のお知り合いの方が入居されて使われていました。

冷房が効かなくなって、アベ冷熱技研ではなくメーカーへ直接修理依頼されたそうで、結果「室内機の接続部分からガス漏れしているみたいです。修理に8万円ほど掛かりますので。買い替えた方がいいかも知れません。」と言われたそうで、ご購入当時のお客様に確認したところ、「阿部さんならなんとかしてくれるかも知れないよ。」ということで、ご連絡いただきました<(_ _)>

メーカー保証は、電気系統1年。冷媒回路(ガス系統)5年の保証がありますが、6年経過しているので、無償修理は使えません。
長期延長保証も加入されていません。

接続部からガス漏れ?じゃぁウチの施工ミス?
それは急いで行かないと!ということで、早速点検に。

うわっ、まったくと言っていいほど、ガスがありません...

阿部が接続した部分をチェックしていきます。

室外機接続部は、まったく漏れなし。

メーカーサービスのいう室内機接続部は?

まったく反応なし。
おかしいな?なぜメーカーサービスは室内機接続部分から漏れていると判断したのか?

カバーを外してみます。ん?なんだ?

一部分だけ湿ってますね。結露水にしては何かおかしいですよ?

出ました!ビンゴです!ここからガス漏れを起こしています。

いやぁ~、ちょっとこれ問題ですよぉ~。
三菱電機のサービス、ちゃんと教育してもらわないと。
製品はいいんですけどねぇ。サービスがこれじゃ、お客様が離れてしまいますね。

ちなみに三菱電機は、故障率が少ないので阿部はお奨めしています。
世界一とか言っているダイキンに比べたら、圧倒的に長持ちします。
今回は漏れましたけど...(^_^;)

アベ冷熱技研が行う場合の修理金額を提示させていただいたところ、「え?そんなに安く治るんですか?」との事で、修理のご依頼をいただきました。
ついでに、内部がカビだらけだったので、取外して分解修理するついでに洗浄もお奨めさせていただき、是非!とご依頼いただきました。


漏れ箇所である、熱交換器を部品取り寄せしました。

新旧交代です。漏れ出したオイルが痛々しいですね。

分解したついでに、丸洗いします。


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


部品交換と洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


ガスがほとんど無いですから、R410Aフロンガスを規定量充填します。


冷房運転開始。


冷房運転で運転ガス圧測定。

異常がない事を確認してお引き渡しです。

「わぁ、冷たい風が出てます!安く治って洗浄までしていただいて、これで快適に過ごせます。ありがとうございます!」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が修理・点検・分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

※お知らせ:2017年6月30日を持って、今シーズンのエアコン分解洗浄の受付を終了しております。 受付再開は、夏シーズンが終わった秋口を予定しておりますので、ご了承くださいませ<(_ _)>

2017年7月9日日曜日

換気扇を回すとエアコンからポコポコ音が...原因はコレだ!と思ったら違っていた...

この前、エアコンの分解洗浄をご依頼いただいたお客様から、「なんかエアコンからポコポコって音がするんですけど、時間のある時に見てもらえませんか?」とのご連絡をいただいて、お伺いしてきました。

キッチンの換気扇を回すと、ポコポコと音がします。
気密性のいいマンションでよく聞かれる現象です。
結構修理経験長い阿部ですが、実際に音を聞いたのは初めてです。

エアコンからのポコポコ音がする原因は、気密性のいい部屋で換気扇を回すと排気に対して給気が足りない場合、部屋の中が負圧になってエアコンのドレンホースから給気される事になり、ドレンの排水に対して外気が逆流してくるため、ポコポコと音を立てる現象です。

150Φの換気口がエアコンの近くに設置されていて、開放になっていますが役に立っていません。
かなりの風が入ってきているので、フィルターが詰まっているとかではなく、単純に給気不足ですね。
あまり部屋の中が負圧になると、人によっては体調を崩してしまいます...

まぁそれはそれとして、エアコン洗浄をご依頼いただくまでは、何ら異音などしてなかった訳ですから、アベ冷熱技研の責任です。
きちんと原因を探っていきます。

実は洗浄後、再取付けにお伺いした際に気になっていたドレンホース。


これ、ジャバラのホースを横引きしているので、ヘドロが溜まるよねぇ...とか思ってました。
あの時、ご提案して変えておくべきだったなぁと反省しました。


この横引き部分にヘドロが溜まって排水が滞留しているんだと思い、この部分を塩ビ管に取替えました。


案の定、撤去したドレンホースの中はヘドロで一杯でした...
これでスムーズに流れる様になりましたよ。

室内機のポコポコ音も止まりました(^^)



...が、、、帰る準備をしていると...ポコポコ...(´;ω;`)え?うそ?


どうしても止まらない時のために、「おとめちゃん」も連れて来ていましたが、、、

これ、嫌なんです。好きじゃないんです。おとめちゃん(^_^;)
ドレンが詰まる原因になるので、できることなら使いたくない。

阿部が触ってから音が出だしたと言うこと。
阿部が触ったとこが原因になっていると言うこと。
悔しいので絶対に治します!

もしかすると室内機のドレンパンに、何か詰まりかけになっているんじゃないか?
室内機バラして見るか?
でも洗ったんだから、詰まる様なものは無いハズ。

室内側で悩んで、ベランダへ出て悩んで、また室内へ入って...
夢に出てきそうなくらいポコポコ音が鳴り響きます...

ベランダの足元ばかり見ていた時、ふっと顔を上げると・・・あっ!ここや!

直角に曲がっているダクトカバーを外すと・・・見付けました!

絶対ここです!これが原因です!
再取付けの際、室内側でドレンホースも接続できたので、ここは確認してませんでした...(T_T)
ダクトを横引きする場合は、しっかり勾配を付けないと、ビス受けのところでドレンホースが上がるんですよね。

お客様にご説明させていただき、無理矢理勾配を付けさせていただきました。

これで滞留する事なく、スムーズに排水できる様になり、今度は完全にポコポコ音が消えました(^^)

このくらい勾配が付いてないと、スムーズな排水ができない訳です。


ちなみに、アベ冷熱技研の施工は毎回こんな感じにしています。

90°の直角曲がりではなく、45°の曲がりを使っているので、排水が滞留することはありません。

ほっとしました...(*´ω`*)

お客様は音がしなくなって喜んでいらっしゃいましたが、確認不足で原因を作ったのは阿部ですから、なんとも申し訳ない気持ちでいっぱいです。
大変ご不便、ご迷惑をお掛けいたしまして、申し訳ございませんでした<(_ _)>

2017年6月9日金曜日

13年ご使用の水漏れするエアコンの点検から新品へ取替工事

いつもお世話になっている、種苗農場さんの店舗に設置されているエアコンの、取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機製 MSZ-GV2516-W 霧ヶ峰汎用機をお買い上げいただきました。


先週、既存機が水漏れするとの事で、点検にお伺いしていました。

ポタポタと水漏れするので、発泡スチロールで受けています。

拝見すると、吹出口付近が濡れています。

一度、別の電気屋さんが見に来られた様ですが、「自分は分解できないんで、中までは点検できないんです。」と、ドレンホースの詰まりだけ取り除いてくれたそうです。
ホース内にはアリが入り込んで、詰まっていた様ですが、しばらくしてまた水漏れが始まったそうです。

バラしてみますね。


前面のドレンパンに水が溜まって溢れている様な感じではありません。
キレイに流れていますよ。


背面にもドレンパンがあるので、水を流してみます。

特に問題なく、キレイに流れていきます。

では水漏れの原因は何でしょうか。
実は、熱交換器が土ホコリで目詰まりしていて、水滴が流れ落ちずにァンの方へ吸い込まれて、水漏れの原因になっていました。

分解して洗浄すれば治りますが、既に13年経過しています。
費用を掛けて洗浄しても、何年?何ヶ月?持つか判りません。
腐食も進んでいたので、取替えをお奨めさせていただき、ご依頼いただきました。

この建物、一切断熱材が入っていません。


それにかなり広い上に、お客様が入店しやすい様に、入口の扉は開放...(^_^;)

そこに2.2kwの6畳用エアコンが付いていた訳です...
まぁ効く訳がありません。

いろいろお話させていただきましたが、なにせ急で予算がないとの事。
「レジ前のお客様に冷風が当たればいい」(^_^;)というご希望でしたので、とりあえず2.2kwからワンランクだけ能力を上げて、2.5kwの8畳用を取付ける事になりました。

まずは既存機を撤去。

で、ここに再取付けはしません。

少し穴の位置を下げるため、開け直します。


今回取付ける場所はここ。
位置決めをして、背面板を取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


電源コンセントも位置を変更。


配管接続が完了すると、電動真空ポンプを使用して、配管内部を真空乾燥します。


外周りはこんな感じで完成。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。


室内機周りはこんな感じ。

レジの横から冷風が来るので、以前よりは涼しくお会計ができる様になりました。
いわゆる、スポットクーラーみたいな感じですね。
本来の使い方じゃありませんが...(^_^;)
予算ができたら業務用の大型エアコンをお願いします<(_ _)>

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2017年4月6日木曜日

エアコンがいつまで経っても暖まらない?点検修理にお伺い

「阿部さん、忙しいですか?ちょっと前からエアコンが効かないんですけど、見てもらえませんか?」と、2年ほど前にエアコンをご購入いただいたお客様からご連絡いただき、お伺いしてきました。

いつもの事ですが、最悪の場合を想定してフル装備でお伺い。
まずは点検するために、暖房運転開始。


わ、30度に設定されています(^_^;)

「ホント30度にしてても、全然効かないんです...」

温風が出始めました。

手をかざして見ると、暖かいと言うより「熱い」風が出ています?
ただし、ただしですよ、、、明らかに風量が少ない・ω・

解りました!

フィルターですね(^_^;)

ここまでビッシリ目詰まりしてしまうと、風なんか通りません。
しかしスゴイなこれ。

でも、熱交換器にホコリが回り込んでいる感じは見受けられません。


フィルターを洗ってみましょう。

あれ?中性洗剤でまったく落ちませんよ?
ハイターもお借りしましたが、粘ついて落ちる気配がありません...

フィルターが破れるとマズイので、ちょっと時間が掛かりますが、事務所に持ち帰って強力洗浄剤で洗います。

おぉ...気持ちがいいくらい、ドロドロっと(^_^;)

新品のフィルターに戻りました。


あとはフィルターを挿入して、再度暖房運転。

洗う前と洗った後の体感風量が、まったく違います!
「うわぁ、こんなに風が出るんですね(・∀・)フィルターだけでこんなに違うんですね。」と感動されてました(^_^;)

毎回このBlogでも書いてますが、霧ヶ峰に限らずどのメーカーでも、フィルター自動掃除機能付きエアコンは、その仕様上、空気中の油分に弱いです。
油分がフィルターに付着すると、掃除機能のブラシでこすってもホコリが取れず、フィルターに塗り込んでしまうんですよね。
ダストボックスは定期的に掃除していただいていた様ですが、フィルターは見ていなかったそうです。
まぁ、阿部の説明不足でもあるんですけどね<(_ _)>

リビング・ダイニング・キッチンの場合、IHクッキングヒーターをお使いのお宅はそうでもありませんが、ガスコンロをご使用されているお宅が結構この様な感じになっていますね。
なぜそうなるかは今回は書きません。
ちなみにこちらのお宅は、ガスコンロでした。

ふぅ...良かった、機械の不具合じゃなくて(^_^;)
各メーカーの開発担当者さん、そろそろ自動掃除機能止めませんか?

アベ冷熱技研は、「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が点検・修理を行いますので、お気軽にご相談ください。