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2018年4月18日水曜日

電動パネルから異音がして閉まらないダイキンエアコン分解洗浄&修理作業

お預かりしていたエアコンの分解洗浄が完了したので、再取付けにお伺いしてきました。

ダイキン AN22JRS-W(2008年製) フィルター自動掃除機能付きタイプです。


室内機を取外しにお伺いすると、パネルが開いたまま閉まっていません。

運転すると「ガリガリガリ」と言う異音が出て、パネルが震えて動作しません。

お聞きすると、「少し前から変な音がする様になって、閉まらなくなったんですよ。」とお客様。
恐らく歯車の噛み合わせが悪いと思われるので、分解するついでに確認してみます。

取外すためにパネルを外すと...あれ?
梱包材(衝撃緩和材)が残ってますけど...(^_^;)


これ、運送時にパネルが破損しないように、衝撃を緩和するための発泡スチロールです。

設置時に取外さないといけないんですけど、忘れていた様ですね。
あの量販店で購入されたそうですが、「取付けに来た人、結構イライラしながら取付けよったんで、忘れたんでしょうね。これで10年も使いよったんか...」とお客様(^_^;)
まぁ特に運転に支障のない部分なので、問題はないかと。

室内機を取外しました。
貫通スリーブは入っていませんね。


気密性確保と小動物新入防止のため、貫通スリーブを入れておきます。


お預かりして持ち帰った室内機は、電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


そして、前面パネルの異音の件。
歯車の不具合かなと思い、付いてる歯車を全部チェック。

特に悪そうなところも無く...
たぶんカバーが浮いていて、モーターとの噛み合わせが悪かったんだろうと思いました。
何か嫌な感じはしましたが...

洗浄が完了したので、取付けにお伺いします。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業完了後、試運転を行います。


「ガリガリガリ」...(T_T)...うわ...嫌な感じが的中。


歯車に異常が無かったので、もうこのモーターが悪いとしか考えられません(´・ω・`)

お客様に状況をご説明して、「治るなら治して欲しい」との事で、モーターを手配する事にしました。
・・・と、ここまでが先週の流れです。

で、本日、モーターが入荷したので、修理にお伺いしてきました。


掃除ユニットを取外します。

この部分に、4つもモーターが隠れています。
必要ないですよねぇ...駆動部が多いほど故障する確率は高くなりますから。

このモーターが、パネルを動作させるモーターです。

こんなちっこいモーターで、あの思いパネルを動作させるんですから、無理が掛かりますよね。

新旧交代です。
あら、三菱のモーターじゃないですか(^_^;)

新しいモーターは日本電産サンキョー製ですね。
同じマレーシア製です。

はぃ、元通りに組立てて、再度試運転。

よかった...異音もなく、静かに動作しました(^_^;)

最初にモーターだと判断できていれば再訪の必要もなかった訳で、大変申し訳なかったのですが、「ありがとうございます。これでちゃんと治った感があります。」と、大変お喜びいただきました<(_ _)>

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2018年4月4日水曜日

日立白くまくんフィルター自動掃除機能付きエアコン分解洗浄

お預かりしていたエアコンの分解洗浄が完了したので、取付けにお伺いしてきました。

日立 RAS-S63Y2(2009年製) フィルター自動掃除機能付きタイプです。


まずは室内機を取外しにお伺いします。


配管穴に貫通スリーブが入っていないので、この際に入れておきます。

貫通スリーブは配管保護だけでなく、気密性確保と小動物新入防止の意味もあります。

室内機を持ち帰って、分解していきます。
いやぁ...結構凄いですね(^_^;)

フィルター自動掃除機能付きですよ。
日立独自のステンレス・クリーンシステムですよ。
何も役に立っていませんね...(*´艸`*)

分解していて、ん?

あれ?フィルターを掃除するブラシがありません。

ん?ここにあるハズのビスがありません。


あれ?ここも?

ビスが無くても、代わりのビスはいくらでもありますが、さすがにブラシは取り寄せないとないので、お客様へご報告すると。

「あぁ、自分で掃除しようとして、途中まで分解したんですけど諦めたんです。ブラシあります。」との事で、作業を進めていきます。

電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


洗浄が完了すると取付けにお伺いします。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業完了後、外れていたブラシを取付けてから試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

報告写真をお渡しすると、「うわぁ...こんなに凄かったんですかぁ。ありがとうございます。」と、とてもお喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2018年4月1日日曜日

エイプリルフールではありません価格改定いたします

アベ冷熱技研ができるたくさんの工事内容の中でも、大変ご好評をいただいています「エアコン分解洗浄」ですが、約4年ぶりに価格改定を行いました。

本日、2018年4月1日より、フィルター自動掃除機能付きエアコンの分解洗浄価格を値上げいたしました。
価格につきましては、Webサイト「エアコン洗浄工事」をご覧ください。

当然ですが、本日までに御見積書をお渡しさせていただいているお客様、ご予約いただいているお客様、既に機器をお預かりしているお客様につきましては、改定前の価格で対応いたしますのでご安心ください。

エアコン分解洗浄を開始した当時、一台10,000円でお引き受けしていました。
当時はまだ「フィルター自動掃除機能」など存在しなかった時代。
取付けたまま洗浄する「エアコンクリーニング」が主流でしたが、阿部はその洗い上がりに納得できず、取外してお預かり、持ち帰って分解洗浄を行う様になりました。
当時は洗浄を「修理」という位置付けてやっていました。
購入した当時の風量を取り戻す「修理」です。

エアコンクリーニングに納得できなかった方々が、ネット検索でアベ冷熱技研のBlogを見付けていただいて、じわじわと分解洗浄の地位が上がってきた感じがあります。
いつもお客様には、「安すぎます!」「他の会社の倍払っても全然大丈夫です!」との大変ありがたいお言葉。
確かにメーカーサービスへ「取外し分解洗浄」を依頼すると、当社の倍程度の費用が掛かります。
ホントはそれが「適正価格」なんです。

「エアコンクリーニング(取付けたまま洗浄)」と比較するから、高く感じるんですね。
エアコン分解洗浄は、取り外す手間・取付ける手間・分解再組立ての手間が余分に掛かります。
エアコンクリーニングとは全く違うんですよね。
高くて当然なんです。ホントは。

なぜ低価格でやってきたか。

阿部はこのエアコン分解洗浄を、アベ冷熱技研の代名詞にしたかったんです。
たくさんのお客様にその快適性を知っていただくためには、「手を出していただきやすい価格」をずっと維持してきました。
4年前に当時としては大幅に値上げさせていただきましたが、それでもたくさんのお客様に支持されて、これまでお手伝いさせていただいてきました。

なぜ今値上げか。

時代と共に、エアコンも進化しています。
高性能・高機能を謳い文句に、内部構造は複雑になり、使用パーツもかなりの品数になってきました。
それに伴い、室内機の重量も大幅に増していますし、当然、数十万円という高額な機器となります。
分解・組立てに掛かる時間も、標準機の3倍程度の時間が掛かります。

そうなるとどうなるか。

リスクが増えます。
分解する際に痛めてしまうところが増える訳です。
最近はパーツも高額です。
メーカーによっては、「安売りして、修理代やパーツ代で儲けてるでしょ」っていうメーカーもあります。

ね。
今までと同じ価格でお引き受けしていたらこの先どうなるか、中学生でも理解できます。

そぅ。
中学生でも理解できるレベルのことを、阿部はずっと悩んできました。

「お客様に喜んでいただくには価格の維持が必須」
そんなことをずっと。

昨日、ある方にお会いして目が覚めました。
同じことを先輩方にも言われ続けてきましたが、ハッと我に返った感覚です。
ここで深くは書きません。

言えるのは、

アベ冷熱技研がなくなれば、お客様は喜べない
阿部がいなくなれば、お客様が困る
応援いただくお客様のために存在し続けなければいけない

存在し続けるためにはどうするか

「その時代に合った適正価格の維持」

「仕事はボランティアじゃない。」 いろんな先輩方に言われてきました。
阿部はずっと変なところに意固地になっていたと思います。
いまさらですが。

と、ここまで言いながらも、そんな大袈裟な価格改定でもなかったりしますf(^_^;)
今後も時期・様子を見ながら、「適正価格」に切り替えて行き、ずっとお客様のお役に立てる企業であり続けれる様、頑張って参ります。
今後とも、アベ冷熱技研をよろしくお願い申し上げます。

2018年3月29日木曜日

開放形店舗に設置されているエアコンの完全分解洗浄(エアコンクリーニング)

5年前にエアコン洗浄をご依頼いただいた店舗様から、「また洗浄をお願いできませんか?」とご依頼いただきました。

松下電器産業 CS-407XB2-W(2007年製) フィルター自動掃除機能付きタイプです。

そうです、パナソニック製ではなく、松下電器産業製です。
11年目なので、基本的にお断りする案件ですが、「あと1,2年使えたらいいんでお願いします。」との事で、分解して壊れても一切の保証がない事と、壊れた箇所の部品がない場合は修理不能になる事をご了承いただいてお引き受けしました。

室内機を取外してお預かりします。
店舗でも開放形なので、ホコリもそうですが土埃も結構吸い込んでいますね。


まぁ5年以上メンテナンスしてませんから、こうなりますね...(^_^;)


5年前洗浄した時も気になってたんですけど、熱交換器側面の鉄部分の腐食が激しいです。


アース線を外そうと軽く触っただけで、根元からボロっと取れてしまいました...(´・ω・`)


触るたびにボロボロと崩れていきます。

使用環境にもよりますが、まぁ10年以上経過するとどんなエアコンもこんな感じです。
なので、アベ冷熱技研では10年以上経過しているエアコンの分解洗浄はお奨めしていません。

なんとか分解完了。電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


洗浄が完了すると取付けにお伺いします。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転...あれ?

吹出ルーバーを動かすロボットアームの調子が悪いです...

エラー自己診断コード:H56 ルーバー動作異常
そりゃ動きがおかしいからエラーが出ます。
点検を開始。

根気よく調べましたが、やっぱりロボットアームが悪いみたいです。
来店されるお客様の邪魔になるので、もう一度取外してお預かりして帰ります<(_ _)>

ロボットアームを分解して調べてみましたが、バネで歯車を締め付けている部分が固着していて動きが悪かった様で、モーターに負荷が掛かり過ぎていた様です。

10年以上経過しているので、無理かなぁ?と思いながらもメーカーに部品在庫確認。
ありました!(^^)
翌日部品が入荷したので、組み上げて動作確認。
確実に動くことを確認して、再取付けにお伺いします。

はぃ。また同じ作業を...


もちろん真空引きもしっかりと。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

と言うか、他にも動かないところがありますが、冷房運転には支障ない部分なので修理しません。
このエアコン、この下にあるアイスクリームのショーケースの追加冷却のために動かしているので、ハッキリ言ってフィルター自動掃除機能も、可動パネルも、ましてやロボットアームなんか、全然必要ないんです(^_^;)
必要ないんですけど、エラーが出て止まってしまうとマズイので、必要最低限の修理で対応しました。

「ありがとうございます!すみません何度も来ていただいて、お手数お掛けしました。これでこの夏乗り切って、次はショーケース買い換えないと。(^_^;)」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

一切保証はありませんよと言いながらも、部品があってホッとしましたf(^_^;)
今回、取り外す前に弱々しく動作していたので、恐らく分解する際にトドメを刺してしまったのだと思います。
古くなっていますから、こういう事はよくあります。
はぃ、よくありますよ。10年以上経過していますから。
なので、基本的に10年以上経過しているエアコンの分解洗浄はお引き受けしていません。
「どうしても」と言われる場合は、一切の保証なしでお引き受けさせていただいていますので、ご了承ください。

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研