2018年2月27日火曜日

電気代が高いので電気温水器の3分の1の電気代で済むエコキュートへ取替工事

いつもお世話になっているFB友さんからのご依頼で、エコキュートへの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 SRT-C373 エコキュート370L エコオートタイプです。


既存機は460Lの電気温水器で、四電エナジーサービスのリース品でした。

別に故障したとかではないんですが、電気代を気にされていて、以前からエコキュートに取替えたいとご相談を受けていました。

まず、電気温水器というのが電気代の面でネックですね。

・エコキュートだと電気温水器の3分の1の電気代で同じ量のお湯が沸かせる
・そもそも二人家族なのに460Lものタンク容量は必要ない
・リース品なので長い目で見ると余計な費用が掛かっている

この辺をご説明させていただき、タンク容量を抑えて370Lタイプのエコオートでご依頼いただきました。
なぜ追い焚きができないエコオートなのかと言うと、二人家族なので、今後将来も追い焚きの必要がないとの事でこれに決まりました。
リース品は「故障する」と考えるとメリットはありますが、「故障しない」もしくは「故障したら修理費用を負担する」という考え方であれば、買い取りの方が断然メリットがありますね。

では四国電力へ、電気温水器からエコキュートへの取替え電力申請を行います。

2月初めにご依頼いただいたのですが、実はかなりエコキュートが売れている様で、メーカーに在庫がありませんでした...
とりあえず手配を入れて入荷を待っていましたが、やっと昨日入荷しまして、本日取替えにお伺いしてきました。

まずこの配管類...

浴槽管はゴム製の循環ホースなのに断熱もされず地中に埋まっています...
排水管は細いVP20が使われていて、奥に見えるもうひとつのドレンは接続されていません...

排水管を取替えるため、雨水桝まで掘り返していきますが...
VP20だと思っていた塩ビ管は、地中でVP16へサイズダウンされていました(´・ω・`)


なぜこんな事をしているのか意味が解りませんが、全撤去してVP30へ取替えます。

ほんとはVU50に替えたいところですが、勾配が取れないのでVP30にしました。
距離が長くないので、排水量的には問題ありません。

で、この浴槽循環ホース... これはもう使いません。


浴室から新たに配管をしていきます。
配管を通す穴を外壁に開けて。


新しい配管を通していきます。


浴室まで通りました。


新たに入れた配管は、断熱材付きの三層管です。
右は既存の循環ホース。


三層管は高耐熱ポリエチレンにアルミパイプを挟み込んだ配管で、高温に強く、配管内部からのイヤな臭いがしません。
保温性に優れていて、エネルギーロスが少ないのが特徴です。


古い浴槽アダプターも取替えます。
これ普通のやつなのでNGです。


エコオート専用の高温水遮断形の浴槽アダプターへ。


既存の電気温水器を撤去します。

既存のコンクリート基礎はしっかりしているので、そのまま流用します。

錆びたアンカーは流用しません。切り飛ばしてしまいます。


溶融亜鉛メッキ仕上げの新しいアンカーを打ち込みます。


配管工事を進めていきます。
配管類は美観もそうですけど、耐久性と保温性も考慮してスリムダクトへ収めます。

この辺りは新築でも配管を転がしている業者さんが多いですが、阿部的には譲れないところです。

タンクとヒートポンプを据えて、配管類を接続。
細かいところまでしっかりと保温材を巻きつけます。

配管工事が完了すると、タンクへ注水開始。

タンクが満杯になるまで時間が掛かるので、リモコンを取替えていきます。


タンクが満水になると、台所リモコンも取付けて電源投入後、初期設定。


試運転で湯はりを行います。


勢い良く浴槽に注水が始まりました。

異常がない事を確認して、作業完了です。

あとは、取扱説明を行ってお引き渡しです。

電気温水器からの入れ替えなので甘く見ていましたが、結構時間が掛かってしまいました。

お客様には「キレイに仕上げてもらって、ありがとうございます。」とのお言葉と、FBへのコメントもいただきました(*´ω`*)

Sさん、いつもありがとうございます。
念願のエコキュート。来月からの電気代も楽しみですね(^^)

アベ冷熱技研は、第一種電気工事士・給水装置工事主任技術者が取付工事を行います。
オール電化に関することなら、お気軽にご相談くださいませ<(_ _)>

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