2015年6月4日木曜日

飲食店の天井カセット形パッケージエアコン修理作業

先月、天吊形PACの修理の件を書きましたが、facebookでそのコメントをご覧いただいた別の飲食店のオーナーさんから、「うちも一度見てほしい」とご依頼いただき、点検にお伺いしてきました。

ダイキン製 天井カセット形パッケージエアコンです。


エラーが出て動きません。エラーコード「A3」。


天井カセット形でよく出るエラーコードですね。



天井カセット形は、内部にドレンポンプという電動ポンプが内蔵されています。
そのポンプが動かなくなると、ドレンパンに結露水が溢れ、フロートセンサーが働いて異常を検知してエラーを出します。

ドレンポンプが悪いのか、フロートセンサーが悪いのか、もしくは基板が悪いのか、テスターを当てて点検していきます。

基板から電圧は出ているので、ドレンポンプ側が動作していない感じです。
フロートセンサーの不良も考えられますが、ドレンポンプをセットになっているので、この際セットで交換します。

部品を手配して、再度訪問。
パネル、ドレンパンを撤去すると、ドレンポンプが見えます。


新旧交代です。


新しいドレンポンプをセットします。


外したドレンパンの汚れを簡単に取っておきます。


新しいドレンポンプを付けても、汚れを吸い込んでしまっては、また故障の原因になりますので。


元通りに組み立てて、ドレンパンにテスト水を注水。

1リットルほど入れると、ドレンポンプが動作し始めました。

後は、冷房運転して異常がない事を確認してお引き渡しです。

はい、これで大体2万円ちょっとで修理完了です。
今回も、アベ冷熱技研へご依頼いただく前に、サービスへ相談されたそうで、修理代15万円という金額提示があったそうです。
この金額を聞いて修理を諦めていた所に、お知り合いのfacebookをご覧になってお声掛けいただきました。

今回も洗浄込みという金額提示だと思われますが、15万円はどう考えても高額ですよね。
確かに熱交換器は汚れてはいましたが、今すぐ対処が必要という状態ではありませんでした。
ドレンパンも掃除しましたから、今シーズン終わった頃にゆっくり洗浄される事をお奨めさせていただきました。

アベ冷熱技研は、「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が点検・修理を行いますので、お気軽にご相談ください。

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