2013年8月20日火曜日

借家の電気設備容量増設工事

「お盆明けに引っ越しするんですけど、どう考えてもそこの電気容量が足りないので、容量の大きいものにして欲しい」とご依頼いただき、本日お伺いしてきました。

エアコン工事が詰まっているし、メーカーも休みに入って材料も段取りできない、何より四国電力への申請手続きが・・・なんて思いながらも、「阿部さんとこのBlog見たら、他のところに頼む気がしなくなった」と言われまして、、、お引き受けいたしました(^_^;)

こちらの建物、借家です。
一般的に、借家はオーナーさんの持ち物ですから、オーナーさんが電気容量増設等の工事を行うべきところですが、今回は借り主様からのご依頼です。
既存設備は・・・

主幹ブレーカー30A。。。 分岐多数。。。
一人暮らしのワンルームマンションじゃないんですから、、、って言いません(^_^;)

引込みケーブルもVVF2.6mm×3c。

結構、手を入れないといけませんね。
「主幹は50Aくらいでいいんじゃないですか?」とご提案させていただきましたが、どうもご商売される様子で60Aをご希望いただきました。
お客様の建物ではありませんから、できるだけ金額を抑えた工事方法で施工見積りさせていただき、ご承認いただきました<(_ _)>

まずは電力申請のために、電気図面を描きます。

これを盆休み中にせっせと。。。
ケーブルや分電盤などの材料は、材料屋さんの在庫のある物を先に手配。

何とか材料が揃い、17日に宅内配線工事に入りました。
既存の分電盤を撤去。

しかし、増設ブレーカーどうにかならなかったんでしょうかね。
変な所にケーブルが出てるし。。。

灼熱の天井裏にケーブルを通して行きます。


2Fへの分岐増設は、辛うじて1Fと2Fがつながっている隙間を通して配線。


エアコン専用回路は、エアコン設置場所へ配管穴を開けてケーブルを通線。


コンセントを取付けます。

同じ様にもう一箇所コンセントを増設。

分電盤の所へケーブルを集中。


既存のケーブルが右側VVF2.6mm×3c。
新しく入替えたケーブルが左側CV14sq×3c。


新しい分電盤を取付けて、ケーブルを接続して行きます。

17日はここまで。

盆明け20日本日、先日電力許可が出たので電力量計を引き取り、取替えにお伺い。


雨が直接当たる西側だったため、今回はメーター箱を取付けました。


絶縁抵抗値を測定して、異常がない事を確認し、分電盤を入れます。


各部屋で電圧測定を行い、お引渡しとなります。

電柱側引込み線は、四国電力が後日張り替えにお伺いするため、それが完了するまでは抑え気味に使っていただく様お願いしました。

この日、エアコンの移設工事も2台分施工させていただきました<(_ _)>
翌日お引越しと言うギリギリの施工でしたが、大きな問題もなくお引渡しできました。

アベ冷熱技研は第一種電気工事士が施工する、四国電力(株)請負計器工事認定店です。
この様な電気工事や修理もお気軽にご相談ください。

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