2017年1月29日日曜日

アンテナがあるのにテレビが映らない? 地デジアンテナ取替工事

日曜日ですが、今日は一日みっちり現場でした。
午前中は、以前エアコン工事をご依頼いただいたお客様から、アンテナ工事のご依頼をいただきまして、取付工事にお伺いしてきました。


建物は2階建ての借家です。
お引越し前にエアコン工事をさせていただきました。

お引越し後にテレビを繋ぐと映らないという事で、ご相談いただきました。

あ、ダメだこりゃ(^_^;)
広島向けのUHFアンテナが付いてる。。。
下の方にブースター本体も見えますが、ブースター電源部は宅内にありません。
これでは地デジは映りませんね。


下から見ると支線ワイヤーが1本切れてたので、上がって確認すると、被覆鉄線でした。。。
錆びて今にも切れそうです。

もうこのアンテナは撤去して、2階壁面にフラットアンテナを取付ける方法でご提案、ご依頼いただきました。

で、本日工事にお伺い。
まずは既存のアンテナを撤去しました。


新しいアンテナの設置場所を探ります。


14素子UHFアンテナで受けると、レベル的には低め。
エラーは出ていないので、20素子相当でブースター内蔵タイプなら十分イケます。


位置決めをして、金具を取付けます。


UHFフラットアンテナで松山本局を狙います。


エラーフリーでいい感じのレベルが出ました。
13ch Eテレ以外のチャンネルは、70dBを超えています。


ケーブルは既存線を使用せず、直接リビングまで露出配線。
エアコンの配管穴から宅内へ導きます。


テレビ脇にブースター電源部を設置し、レベル測定。


いい感じです。問題なし(^^)


後はチャンネル設定を行い、映りを確認いただいてお引き渡しです。

「あっ、映った(・∀・) ありがとうございます。日曜日にすみませんでした。」と、大変お喜びいただきました。

屋根上もスッキリして、安心してお過ごしいただける様になりましたね。


アベ冷熱技研ではアンテナ工事やケーブルテレビ工事など、お客様のニーズに合ったご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください<(_ _)>

2017年1月28日土曜日

マンションで1方向天井カセハウジングエアコン取替工事

マンションの一室に設置されている、天カセエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MLZ-GX365AS 1方向吹出し天井カセット形ハウジングエアコンです。


既存機は三菱重工製。


故障して室外機が動きません。


1995年製ですから修理不可。

取替えのお見積りをさせていただき、今回ご依頼いただきました<(_ _)>

毎回この三菱重工製で悩まされるのが、室内機と室外機を繋ぐ信号線。

電源線2芯・信号線2芯の4芯。。。
現在発売されているエアコンのほとんどが、2.0mm×3芯です。
4芯だからいいんじゃない?と思うかも知れませんが、信号線が0.75sqのヨリ線なのでNGです。
今回は冷媒配管も4分から3分へサイズダウンしますから、配管とケーブルは入れ替えることになりました。

まずは既存機を撤去。


既存配管を抜いて、2分3分の冷媒配管とVVF2.0mm×3cのケーブルを入れていきます。


ベランダ側に出てきました。

距離はそんなに長くはありませんが、配管穴が65Φと狭く、引きずり出すのに苦労しました。。。
ドレンはVP25なので流用します。

新しく取付ける室内機は横幅寸法が少し大きくなるので、天井の両サイドを少しカットします。


吊りボルト位置も変わります。
アンカーを打ち込んで、吊りボルトを降ろします。


冷媒配管の末端をフレア加工。


室内機を吊り込んで、配管類を接続していきます。


三菱電機製品のここが好きです(*´ω`*)

お客様には見えないところですが、配管を抑えるパイプバンド方式。
冷媒配管の断熱材は経年収縮するため、銅管部分が裸になり露たれの原因になります。
これを防止するためにも、このパイプバンドは威力を発揮する訳です。
こういう細かい配慮、好きなんですよねぇ~(*^^*)

室外機を接続し、電動真空ポンプを使用して、配管内部を真空乾燥します。


真空引きの間に、パネル・グリルを取付けて、室内側は完了。
縦方向の開口部が大きいので、ワイドリニューアルパネルを付けています。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

これでまた今日から、快適にお過ごしいただける様になりましたね(^^)v

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2017年1月27日金曜日

エアコン故障で三菱霧ヶ峰AXVタイプへ取替工事

寒い日が続いていますね。。。
午後からエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 ムーブアイ搭載霧ヶ峰 MSZ-AXV2816-W


既存機はシャープ製。

当初、修理のご依頼をいただき、点検にお伺いしていました。
室内機のランプが点滅するだけで、一向に暖かい風が出てきません。

室外機を点検すると、「カチッ」とリレー音が鳴っていますが、ファンもコンプレッサーも動き出す気配がありません。。。

恐らく、室外機の基板の不具合と思われます。
製造年を見ると2004年製。12年か。。。
部品があるかどうか微妙な年数です。
年式も考慮して、修理はお奨めしません。
買い替えでご検討いただきまして、今回ご依頼いただきました<(_ _)>

既存機を撤去していきます。
配管は右出しで、隣の部屋の窓から外部へ出ていました。


撤去完了。あれ?


配管穴が2つありますね。。。

元々は左側の穴から出していた様ですが、お部屋を増築した際に右側から出したものと思われます。

穴から出ていたケーブルも、CATVにしてから使われていないので撤去。
カバープレートで塞ぎました。


新しいエアコンの位置決めをして、背面板を取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


室外機を接続し、電動真空ポンプを使用して、配管内部を真空乾燥します。


外周りはこんな感じで完成。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

「あぁ、これで今日から暖かくなるわ。」とお客様。
今週ちょっとバタバタと予定が詰まっていましたので、数日お待たせしてしまいまして申し訳なく思っていたところ、「エアコンは阿部さんって決めとるんでね。」と、大変ありがたいお言葉をいただきました。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

エアコン熱交換器 ピンホールガス漏れ動画をUPしました


1月25日に書いた「ガス漏れ?のエアコン 室内機の位置を変えて取替工事」の記事で、撤去したエアコンの熱交換器。

どうしてもやってみたかったので、窒素ガスで2.0Mpaまで加圧して気密試験をやってみました↓


ちなみにこの部分、どんなに目を凝らして見つめても、穴は見えません(^_^;)
水に漬ける前にギュポフレックス(ガス漏れ検知剤)を噴き付けてみましたが、当然ですが全く反応なしでした。

かなり微量なので、暖房運転してガス圧を上げた状態でないと、リークテスターでも反応しないかも知れませんね。
実際現場で、室内機の前面カバー外さずにリークテスターで当たっても反応ありませんでしたから。。。

これ動画にしてどうする?
はぃ、ただの自己満足です<(_ _)>

2017年1月26日木曜日

計測機器・トルクドライバー校正試験のお手伝い

今日は一日、松山電気工事協同組合の事務所で開催された、「計測機器・トルクドライバー校正試験」のお手伝いをしてきました。

電気を安全に使っていただける様、漏電がないか点検を行う絶縁抵抗計(メガー)、きちんとアースが取れているか測定する接地抵抗計、電圧や電流値を測定する回路計(テスター)など。
電気工事を請負う者として、必要不可欠なこの3種類の測定器の校正試験を、組合員向けに「無償(3点1セットのみ)」で行っています。

校正試験は組合員を3つのグループに分けて、3年に一度受けていただいています。
アベ冷熱技研は昨年受けましたよ(^^)v

四国電力の計器認定店は、トルクドライバーの試験も行われます。
電力量計がスマートメーター変わったのに伴い、トルクドライバーも可変式に変わったので、新しい試験機も導入。

これもすべて、お客様に安全に電気を使っていただける様に行われています。

校正試験の隣では、最新の測定機器の展示会も行われました。

ダメじゃないですか。こんなの見たら欲しくなります(^_^;)
ぽぉ~んと買える様に、頑張ります(*^^*)

2017年1月25日水曜日

ガス漏れ?のエアコン 室内機の位置を変えて取替工事

午後から、エアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 霧ヶ峰 MSZ-GV2816-W 汎用機です。


既存機はこんな所に設置されていました。。。

酷いですね。エアコンの事、まったく理解してない施工です(p_-)

無理矢理入れた感満載です。
このスペースの柱と柱の幅、室内機の幅より狭いです。。。

コンセントの位置も何も考えてない。
既存機も霧ヶ峰ですが、ムーブアイ搭載機種です。
奥に入っているので、ムーブアイも何も関係ない状態ですね。
何から何まで、最悪の設置方法です。

実は昨年の夏に、「エアコンの効きが悪い」との事で、ご相談いただいていました。
点検にお伺いするとガス不足でした。
漏れ箇所を探っていきます。


配管は天井裏収納を通って、、、


延々横引き。。。


外部を立ち下がって、、、


室外機へ。


室外機周りのガス漏れが無いか、リークテスターで調べましたが反応なし。
室内側のジョイント部分も異常なし。

配管が途中で繋がれていないかチェックしましたが、どこも繋ぎ箇所は無し。

こうなったら室内機の熱交換器から漏れてる可能性が、、、

パネルが開きません。。。
前面カバーも外したいのに、外せません。。。
お客様も、「高さも高いし、パネルが開かないのでフィルターの掃除も大変だったんです。」と。。。

これ、漏れ箇所探るには室内機を一度外さないといけないし、これまた熱交換器から漏れてると仮定して、熱交換器を取替えて、ガスを規定量充填する修理費用考えると、買い替えた方が・・・
三菱電機は冷媒回路の不具合の場合、5年の保証が付いていますが、なんとまぁこれ2010年製で6年経過しています(T_T)
やっぱり買い替えた方が・・・

という訳で、取替えでご依頼いただき、本日工事にお伺いしてきました。
まずは既存機を取外します。
案の定、外すの大変でした。
高い場所で、室内機を斜めにしたり横にしたりしながら、柱に傷をつけない様、必死で撤去。。。

スッキリです。 大汗かきましたけど(^_^;)

もうあそこには設置しません。
先ほどの場所の下に、配管穴を開けます。


配管穴には、裏側から貫通スリーブを挿入しておきます。


化粧部材を室内機の側面に合わせてカットしておきます。
なぜって?、キレイに仕上げるためですよ(*´ω`*)


位置決めをして、背面板を取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


冷媒配管は費用を抑えるため、既存配管を流用。
収納部で既存配管と接続します。


何とか水勾配を付けて、配管作業完了。


室外機を接続し、電動真空ポンプを使用して、配管内部を真空乾燥します。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。


元室内機があった場所は、天井裏収納にグリルが置いてあったのでハメ込んでおきました。
もしかして、このグリル付けてエアコン運転するつもりの設計だったんですかね?(゜o゜)

「わぁ、キレイに付きましたね。これならフィルターも掃除しやすいです。ありがとうございます。」と、大変お喜びいただきました<(_ _)>

さて、どうしても漏れ箇所を特定しないと気が済まない性格なもので...(^_^;)

バラしていきます。。。

あら?ドレンパンにオイルっぽいものが見えます。


ありました!漏れ箇所発見です!

熱交換器の溶接部分ですね。。。
内部の鉄の部分の腐食が激しかったので気になってました。

よくよく思うと、室外機付近の鉄製品、全部腐食が激しかった感じがします。


隣にあった室外機のプラロックを留めているボルトも。

ここは海からはかなり離れているので、塩害地域ではありません。
浄化槽ブロワがありましたからね。
もしかすると腐食性ガスが滞留している可能性があるので、お客様に報告しておきます。
(※腐食性ガスがドレンホースを通って室内機側に登って熱交換器を痛める事例もあります)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。