2011年8月4日木曜日

エアコン設置できない部屋へエアコン新設?

お昼から、賃貸マンションへエアコン新設工事にお伺いしてきました。

何事も無く設置されているように見えますが、この部屋は地上5階、ベランダも無く、もちろんエアコン専用コンセントも無く、エアコンが設置できる状態ではありませんでした。
お客様からご相談のお電話を頂いた時には、「賃貸なので、絶対無理」と思いながら下見にお伺いしたのですが、「大家さんの許可は取ります」と強くお願いされたので、「この押入れの天井裏が貫通できれば、何とかなると思いますけど、開口してみないと何が出てくるか解りません。」とお伝えしていたのですが、「大家さんの許可が出た」とご連絡いただいたので、調査工事にお伺いしました。

エアコン取付け予定位置の左には、大きな梁が見えます。
押入れの天井裏はどうでしょう?

カッターで開口して、天井裏を調査します。

やっぱり梁がありましたが、何とかなりそうな高さです。

この天井裏を貫通~隣の部屋を横引き~ベランダまで配管工事を行います。

隣の部屋にはエアコンが設置されているため、既存の配管穴は使用できません。
なので、新たにコア抜き工事を行います。
まずは鉄筋やパイプ類が通っていないか、入念に調査します。


ベランダ側からコア抜きを行います。

ここまでが先週の作業内容です。
お客様にお見積りをお渡しして、エアコンを選定していただきました。

そして、エアコンが入荷したので、本日午後から取付工事にお伺いしてきました。
背面板を取付けて、配管穴を開けます。

隣の部屋との壁は石膏ボードなので、サクッと開きました。

隣の部屋へ移って、配管を通します。


室内機を設置して、配管を接続していきます。


押入れの天井裏はこんな感じです。


開口部には木枠を作って、いつでも点検できるように細工しました。


また、隣の部屋へ移ってダクト内へ配管を収めていきます。

ドレン管は断熱ソフトドレンを使って、結露を防ぎます。

カバーを掛けて、室内側完了。

いつもの様に、因幡電工製MDダクトで化粧仕上げです。

エアコン専用コンセントが無いため、今回は近くのコンセントから分岐しました。

これもホントはお奨めできません。
他のコンセントと同じブレーカーを使用しているため、ブレーカーが落ちる可能性が高くなります。

室内の工事を一人でゴゾゴゾやっている間に、室外側は社長が済ましていました。

外部は化粧テープ巻き仕上げです。
真ん中の室外機が、今回新設したものです。

作業が完了すると、試運転を行い、異常が無い事を確認してお引き渡しです。


三菱電機製 MSZ-GV251-W

今日からこのお部屋も快適に使える様になりましたね(*^^)v

今回は何とかうまく設置できましたが、賃貸マンションの場合は許可が下りる事はほとんどありませんし、構造上難しいことを念押ししておきます<(_ _)>

2011年8月3日水曜日

マルチエアコン~シングル霧ヶ峰へ取替工事

今日は一日掛けて、エアコン取替工事にお伺いしていました。

先週、「どうもエアコンの効きが悪い見たいなんで、点検してもらえんやろか」と、いつもお世話になっている病院の院長先生宅へお伺いしてきました。

室外機1台、室内機2台のマルチエアコンです。
ガス圧を測定すると圧力がちょっと高めだったので、「おかしいな?」と思いお聞きすると、「この家を建ててもらった業者さんに修理に来てもらったんやけど、その日から余計に効きが悪くなって阿部さんにお願いしたんよ」と。。。
ガスの入れ過ぎですね、、、抜いてやると冷え出しました。。。

室内機はこんな感じに設置されていました。

点検が終わってお話していると、「夏場は電気代が3万円近くになるんよ」と。。。
平屋で3部屋しか無いお宅で、月3万はあまりにもヒドイ。
他には高負荷の電気製品は無いので、エアコン以外考えられません。
いろいろとご相談いただいた結果、既に10年以上経過している事もあって、省エネタイプのエアコンに取り替える事となりました。

で、本日工事にお伺いしてきました。
まずは、室外機をポンプダウンして撤去します。

既存配管はすべて隠蔽されているため、これを溶接延長して流用します。

さて、問題の壁ビルトインエアコン。

この開口部を塞いで、通常の壁掛形ルームエアコンを設置します。

押入れの天井部を外して撤去。

大きな空洞になりました。
ここの配管も短いので、溶接延長しないと。。。

既存機の撤去が終わると、分電盤からエアコン専用回路を増設していきます。


地獄の様な天井裏へ入って、2系統の配線を通して行きます。

朝の内が涼しいかな?なんて思っていたけど、とんでも無かったです(T_T)
15分程、天井裏で作業しただけで作業着はずぶ濡れ。。。
目まいが激しく、手足がしびれて来たので、5分程休憩。

専用コンセントを設置して電気工事完了。

ここまでで昼休み。
5分置きにメガネ外して、タオルで汗拭いてを繰り返しているので作業効率が悪い悪い。。。

昼からは、一段と気温が上がりましたが、この短い配管を押入れの中で溶接(T_T)


うす暗く狭いスペースで、ガス溶接。

配管内に少量の窒素ガスを流しながら、内部にススが付かない様に溶接作業を行います。
暑くてモウロウとしていますが、基本作業は怠りません(--)v
既に3リットルは水分補給してますが、昼に一度トイレに行ったっきり・・・

冷媒配管の溶接が完了すると、ドレン配管も延長。

既存のドレンは断熱ソフトドレンを使っていますが、詰まりは無さそうなので流用しました。

さあ、開口部を塞ぎます。

どんな素材の板にするかものすごく迷ったんですが、やっぱり杉にしました。

室内機を取付けて、配管を接続します。


室外機側も接続し、電動式真空ポンプで配管内部をしっかりと真空乾燥します。


もう1台の方も、既存隠蔽配管を流用して設置。


すべての作業が完了すると試運転を行い、異常が無いことを確認してお引き渡しです。


引いて撮るとこんな感じです。

悩んで買った杉の板はほとんど見えません(T_T)

三菱電機 MSZ-ZXV561S-W

和室は8畳×2部屋で縁側が広いので、能力の大きい物にしました。

三菱電機 MSZ-ZXV281S-W

ダイニングは8畳ですが、ガスコンロがあるので1ランク上の物にしました。

1対1なので、室外機も2台になりました。

マルチタイプも検討しましたが、やっぱり省エネ性を考えるとシングルですね。
心残りなのは、和室にブラウン色を設置できなかった事です。
ブラウン色は9月生産仕上がり予定という納期だったため、今回は断念しました。

今週末に息子さん家族が帰省されるそうなので、早めに取替えができて良かったです。
快適にお盆休みをお過ごしくださいませ<(_ _)>

2011年8月2日火曜日

CATVにつないでアナログテレビ復活工事

アナログ放送が終了して一週間以上経ちましたが、みなさんのお宅は大丈夫でしょうか?

先週、母の知人から、「CATV入れてるのに、アナログテレビが見えんなった」とご連絡いただき、調査にお伺いしてきました。
建物は2階部分が賃貸になっていて、1階がご依頼いただいた大家さん宅です。
屋根上を見ると、地元+広島向けのアンテナが建っています。


CATV保安器は、1階の大家さん宅の居間に設置されたテレビに単独配線されていました。

これでは他の部屋でアナログテレビが使える訳がありません。
どうせCATVを入れるなら、最初に既存配線につなぎ込みするべきです。
お伺いした業者さんが、きちんと提案できていなかったんですねぇ。。

いろいろご説明して、「既存配線にCATVをつなぎ込む」方法でご依頼いただき、本日午前中に工事にお伺いしました。
台風の影響か、天気が悪くなってきたので、先に屋根上作業を開始。

既存アンテナは必要ないので、撤去してしまいます。

1階保安器からケーブルを延長し、2階軒下の既存ケーブルへつなぎ込みます。


接続部を防水処理して、ケーブルを留めていきます。


既存線接続なので、CATV専用ブースターを設置します。

単独配線されていたケーブルは、ブースター電源部に利用します。

ブースター電源部は、居間のテレビの後ろに設置。


各部屋のユニット部でレベル測定を行い、ブースターの出力レベルを調整します。


後は、各テレビのチャンネル設定をして完了です。

アナログテレビ復活です(*^^)v
テレビの性能にもよりますが、地デジだけでなく、BS・CSの一部チャンネルも見れる様になりました。
「えぇ~?アナログやのに、こんなに見れるん? 毎月の料金が上がるんやないん?」とお客様。
毎月の料金は変わりません! テレビ10台設置しても増えません!(STBを設置すると追加になります)
かなぁ~り、喜んでいただきました<(_ _)>

やっぱりCATVでしょ?
誰ですか?アナログテレビ捨てちゃった人。
もったいないお化けが出ますよぉ。

アベ冷熱技研は、「愛媛CATV契約代行・映像通信工事認定店」です。
お客様の生活環境に合ったコースをご提案・設計させていただきますので、お気軽にご相談ください。

2011年8月1日月曜日

電工組青年部奉仕活動

朝一番から毎年恒例の、松山電気工事協同組合青年部「街路灯清掃点検奉仕活動」に参加してきました。

この奉仕活動は、「電気使用安全月間(8月1日~31日):経済産業省主唱」の一環として、毎年行われています。

初めに、四国電力松山電気ビルにて「安全大会」が開催され、出発式が行われました。


今年は、中央1丁目交差点から愛大山越グランド前交差点までの市道に設置されている街路灯×36本を、青年部×14名、高所作業車×2台を使って清掃・点検を行いました。


今回も自分の担当は、ポール内部に設置された安定器回路の絶縁測定。

後ろ姿ですが、ちゃんと仕事してるでしょ(^_^;)
朝から晴天でどんどん気温が上がって暑くて大変でしたが、順調に作業も進み、昼過ぎにはすべて完了しました。

夕方からは、道後大和屋本店のビアホールで慰労会。

奉仕活動に日当は出ませんが、みんなこの慰労会を楽しみにしてるんですよね。
自分は一次会で撤退しましたが、後の全員、夜の街へ消えて行きました(^_^;)
青年部のみなさん、お疲れ様でした。