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2024年2月29日木曜日

1階リビングから2階子供部屋へ有線でLANケーブル配線工事

初めてのお客様のご依頼で、LANケーブルの配線工事にお伺いしてきました。

今回のご依頼は、1階リビングに光ONUと無線ルーターが設置されていて、2階のパソコンのネット接続を、無線でなく有線で行いたいというご希望です。

まずはできるかどうか現地調査へ。
リビングのテレビの脇にネット機器とルーター、電話機が置いてあります。

大体のお宅は、浴室の点検口のところにテレビ関係の機器や、電話の配管がまとめられています。
ちょうど目の前に、黒い電話用の空配管も見えますね。
しかしこの配管... これは後ほど。

この建物は在来工法とはちょっと違うため、リビングから浴室の天井裏までケーブルが通ったとしても、梁と床板の隙間がまったくないため、2階への配線立ち上げができません。
なので、この点検口は今回の作業にまったく利用できません。

リビングのコンセントを開けてみると、引込側の配管だけでなく、もう一本空配管が見えます。
これも引込み側なんだろうなと思いましたが、どうにか利用できないか行き先を調べてみます。

※図面見たら解るだろ?と思う方がいらっしゃるかも知れませんが、こういう電話配管は図面に記載されていません。

外のキャビネットのところを確認すると、防雨カバーが二つ。
左側に切断された光ケーブルが垂れ下がっていたので引っ張ると、スポッと抜けてしまいました。

もしかしてと思って、先ほどの浴室の点検口にあった空配管に呼び線を入れてみると...

あぁ、やっぱり。この配管は、浴室の点検口と繋がっていました。
この管は使えませんね。

という事は、リビングの空配管は右側の防雨カバーかな?と思ってはぐって見ると...違いますね。

リビングの空配管はどこへ...と思って見上げると、2階の引込点のところにも防雨カバーが。

2階の点検口から、屋根裏を探ってみます。

ありました!黒い電話の配管が。
下から立ち上がって来て、屋根裏を横引きして引込点の方向へ向かっていました。
この配管を利用すれば、リビングから2階の屋根裏までLANケーブルを立ち上げることができます。

2階の屋根裏まで立ち上げれば、あとは壁の中を通してコンセント付近まで通すだけです。

という訳でルートが決まったので、本日作業開始です。
まずは2階子供部屋のコンセントをはぐって、壁内に呼び線を立ち上げていきます。

屋根裏へ上がって、立ち上げた呼び線を探ります。

外壁側なので断熱材がパンパンに入っているため、数回トライしてなんとか通りました。

調査の際に2階屋根裏で見つけた電話の配管を、途中でカット。

引込側へ向かっている配管は将来的にも使わないと思いますが、何か通すかも知れないので、点検口付近まで延長しておきます。
黒い配管はTLチューブと呼ばれる管ですが、持ち合わせがないのでPF管で延長しました。

点検口付近に管をまとめておきます。
ここからLANケーブルを呼び線に繋いで、、、

1階リビングから呼び線を引っ張ると、LANケーブルが出てきます。
出てきます...
出てくるハズなんですけど...
呼び線だけ抜けてしまいました...???

少し冷や汗をかきながら、配管が通っているであろうルートを探ります...

お家の中を探していると、お客様が「ありました!」と、2階の別の部屋の鏡台の後ろからコンセントが...
良かった...ここを経由している様です。

ここからまた1階へ向けて、管内を通していきます。

良かった~...リビングまでLANケーブルが通りました。

LANモジュラを取付けて、元通りに。

2階の部屋には、コンセントの脇に開口して、、、

LANモジュラを新設。

あとはチェッカーを使って。

きちんと繋がっている事を確認して、作業終了です。

これで快適にネットが使える様になりましたね。
「大変な工事でしたね。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研では、この様なネット・通信系の工事もお引き受けできます。
お困り事などありましたら、お気軽にご相談ください。

2023年8月19日土曜日

賃貸マンションの一室でエアコン取付工事とテレビドアホンへ取替工事

県外にお住まいの賃貸マンションオーナー様のご依頼で、マンションの空き部屋にエアコンとドアホンの取付けにお伺いしてきました。

機器類は既に配達されています。
梱包されているので新品かと思ったら、中古品の様です。
嫌な予感しかしません...

取付ける場所はこちら。
一般的なマンションの構造です。

では作業に掛ります。
専用コンセントはありますが...

アース端子が無いので外してみると、裏側で遊んでいました。

アース端子付きコンセントへ取替えておきます。

さて、中古のエアコンですが...

ナットがきちんと締められていなかったため、配管周りはオイルが漏れ出してベトベトです。
まずはこのベトベトの拭き取りからスタートです。
かなりの時間がここで費やされてしまいます。
なので阿部は、他社が取外したエアコンを触るのが一番キライです。

気を取り直して取付けスタート。
位置決めをして、背面板を設置。

なんかおかしいなぁと思って、廻り縁に水平器を当てると傾いていました...

廻り縁に合わせると、逆勾配になって水漏れの原因になりますから、背面板は水平に取付けておきます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管はテープ巻き仕上げ。

室外機側のバルブのところも、オイルが付いてテカっています。
ガスが残っているのか、不安になりますね。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると、試運転を行います。

ガスは大丈夫な様です。良かったですね。

ベランダ周りはこんな感じで完成。

さて、エアコンだけじゃありません。
既存の100Vチャイムを、テレビドアホンに取替えて欲しいとのご希望です。

最近物騒ですから、テレビドアホンじゃないと心配ですよね。

取付けるドアホンは新品の様で安心しました。

既存のチャイムがこの位置なので、下に下げないといけませんね。

チャイムを外してみたところ、あれ?
2芯線しかありません...
電源回路と押し釦回路で、2芯線が2系統なければいけないのに。
どうも、天井裏で結線されている様です。

幸い、チャイムの裏側がユニットバスの点検口なので、覗いてみました。

天井裏は換気扇のダクトと水道管が入り混じっていて、頭を入れるのがやっとです。
ダクトの向こう側に、たくさんのケーブルが集中して結線されています...

ダクトの隙間に腕を入れ込んで、スマホでなんとか撮影。
見つけました!ありがたい!行き先を記入してくれています。
ここからが大変でした。
狭いスペースで電源側と押し釦側の回路分けを行って、ケーブルを延長しました。

既存のチャイムの位置から立ち下げて、モニターを取付けるところを開口。

カメラ付きドアホンに取替えて。

モニター本体を設置。

あとは初期設定を行って、通話ができる事を確認して作業完了です。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。