2017年4月27日木曜日

大きな音がする灯油ボイラーを快適なバブルおそうじ機能付きエコキュートへ取替工事

先週から取り掛かっていたエコキュートへの取替工事が完了したので、お引き渡しにお伺いしてきました。

三菱電機製 SRT-ST462 フルオートW追いだき&バブルおそうじ機能付きエコキュートです。


施工前はこんな感じ。


灯油ボイラーをご使用でしたが、運転音が高く近所迷惑だということで、エコキュートへの取替えをご相談いただいていました。

こちらのお宅も例のステッカー貼られていますね...
まぁ深くはツッコミませんが、もぅモザイクも掛けませんよ(p_-)

この業者さんの施工かどうか判りませんが、配管に断熱材も巻いて無くて丸裸です...

いろいろ満載ですが、このボイラー周りの配管は今回、全部撤去します。

数種類のパターンでお見積りさせていただき、機種が決定したので、図面を作成して四国電力へ申請します。


まずはタンクユニットを置く、コンクリート基礎を造ります。

給水・給湯・排水管を取り回して、型枠を造ります。

砂・砂利・セメントに水を混ぜて、コンクリートを流し込みます。

固まるまで、一週間ほど寝かせます。

エコキュートの電源工事に掛かります。
ボイラーの脇に引込開閉器があるので、ここから分岐することにします。


あれ?なんか既に2本分岐されてますよ?
もしかして、この100均ボックス...


やっぱり...(^_^;) 経年劣化で、触るだけでフタがボロボロと崩れました...


一度、全撤去します。

もともとこの場所に、電力量計が付いていた様ですね。
この上の部分は増築されたそうで、そのときに2回路分岐増設したみたいです。

はぃ、こんな感じで、しっかりしたプラボックスに収めました。


次に、浴槽の循環アダプターを取替えます。


既存の循環パイプはこんな感じでした。
銅管で内部に青錆が多かったため、これも全部取替えます。


配管を三層管に取替えて、スリムダクトに収めます。


いろんな配管が交錯しているこの部分も、妥協せずスリムダクトで(*^^*)

既存のガス配管がうねうねしてて、かなり残念なことになっていますが、ここは触ることができません。

しっかりした基礎が出来上がったので、設置準備に掛かります。


タンクユニットを設置して、配管類を接続していきます。


ヒートポンプユニットも接続していきます。

配管接続が完了すると、注水を行い水漏れがないか確認します。

タンクが満水になるまで時間が掛るので、リモコンを取替え。


電力量計も、アナログメーターから、、、


スマートメーターへ取替えます。


タンクが満水になると、電源を投入して初期設定。
沸き上げ運転が始まります。


フロリモコンで、お湯はり試運転開始。


勢い良く浴槽に注水が始まりました。

異常がない事を確認して、エコキュート設置作業完了です。

あとは、使い方をご説明してお引渡しです。

「大変な工事やったなぁ。キレイにしてもろてありがとう。これで安心してお湯が使えるわぃ。」と、大変お喜びいただきました。

あれ?ガスが残ってるからオール電化じゃないじゃん。
はぃ、「オール電化割引き」っていう制度がなくなったので、オール電化という言葉も今後は無くなってきますかね。
新しい制度になって、ガスが残っていようが、灯油が残っていようが、時間帯別契約が選べるので、「ガスで調理するのが好き」と言われるお客様にも、今回の様にお得な電気料金体系が適用できます。

アベ冷熱技研は四国電力計器認定店、第一種電気工事士・給水装置工事主任技術者が取付工事を行います。
オール電化に関することなら、お気軽にご相談くださいませ<(_ _)>

2017年4月24日月曜日

三菱霧ヶ峰GVタイプ×2台取付工事&専用コンセント増設隠蔽配線工事

FB友でもあるお客様からご依頼いただき、エアコンのご購入・取付工事・専用コンセント増設工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2216-W 霧ヶ峰汎用機です。


1台は取替えです。
9年前にこのお家へ引越しされる際に、分解洗浄と移設工事をご依頼いただいた内の1台ですが、運転音が高く、年式的にも古いので取替えをご希望です。


室外機は壁面置きです。架台は溶融亜鉛めっき仕上げなので、これを流用します。


実はエアコン専用コンセントが無くて、足元のコンセントから取っていました。

前回取付時にも、あまり良くない事をお伝えしていましたが、2階部分が1個のブレーカーで、2階部分のみでの消費電力からすると、特に問題はなかったのでこの様な状態でした。

もう一台の取付け場所も2階で、専用コンセントはありません。
配管穴は空いているので、前にお住まいの方がこの部屋でエアコンを使っていた様です。

今回、2台とも2階へ設置するので、当然容量的にNGです。
専用回路増設をお奨めさせていただき、エアコン工事と同時にご依頼いただきました。

まずは既存機を撤去します。


配管穴を利用して、呼び線を...


足元のコンセントに通します。
土壁なんですけど、ベニヤ板との間になんとか通ります。

このコンセント裏から、1階天井裏へ呼び線を落とし込みます。

1階にある分電盤からも、1階天井裏へ向けて呼び線を挿入。


これがですね... 1階の点検口が分電盤からかなり離れている上、大きな梁と土壁の竹組みが邪魔して、呼び線がまったく見えません...(´・ω・`)


ここでかなり悩みました。経路変更するか、一部露出配線するか。
ウロウロと建物の構造をチェックしていくと、ありました!
分電盤の上辺りに、小さな収納が(゚∀゚)
ここのベニヤ板を少しカットさせていただきます。


1階の天井裏が見えますが、呼び線が反対方向へ向かって入っています(^_^;)


ケーブルキャッチャーと右腕を開口部へ挿入して、必死で手繰り寄せます(^_^;)


で...出ました...良かった(*´ω`*)


ここを経由して、2系統ケーブルを通していきます。


なんとか通りました。


コンセントを取付けて、1箇所目完了。


もう1箇所は、2階天井裏を横引きして、土壁なので天井面の廻り縁に露出コンセントを取付けました。

後は、分電盤のところで専用ブレーカーへ接続して、電気工事は完了です。

電気工事と同時進行だったんですけど、記事は別としてエアコン工事に掛かります。
位置決めをして、背面板を取付けます。


室内機を取付けて、配管類を接続していきます。


室外機を接続し、電動真空ポンプを使用して、配管内部を真空乾燥します。


作業が完了すると試運転を行います。


もう一台も、異常がない事を確認してお引き渡しです。

...とか、サクッと書いてますが、1階2階の往復・脚立の昇り降り...かなりの時間と体力を使っています(^_^;)
合間合間でエアコンの取付けもやっていますから、なんかメインが電気工事みたいな感じでしたね・ω・

「面倒くさいこと頼んで、遅くまですみません。ありがとうございました。」と、こちらが時間かかって申し訳ないですのに、とてもお喜びいただきましたf(^_^;)
Facebookでもご紹介いただきました(*^^*) Oさん、ありがとうございます<(_ _)>


アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。