2017年3月15日水曜日

分譲マンションで配管フルダクト化粧仕上げのエアコン取付工事

7年前に他の部屋を施工させていただいたお客様から、久々にご依頼いただき、エアコン新設工事にお伺いしてきました。

三菱電機製 汎用機 お客様支給品です。

「阿部さんがBlogで霧ヶ峰推してるんで、パナソニック派だったんですけど、今回は三菱にしてみました。」とお客様。
間違いない!間違いないです(・∀・) 支給品でも嬉しいです!一段と取付け意欲が湧きます!(^_^;)

施工前。室内側は一般的なマンションと変わりません。


室外側は、玄関スペース。
共用廊下からは奥に入っていますが、ガス給湯器や電力メーターなどの収納があるため、こんなところに配管穴があります。


内部を下から覗くとこんな感じになっています。
体や腕は入るスペースはありません。。。


とりあえず工事に掛かります。
背面板とMDダクトを取付けていきます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管...簡単に通ってる様に見えますが、曲げながら引っ張り、曲げながら引っ張り...結構大変な思いをして通しています(´・ω・`)

外部配管はブラウン色で化粧仕上げ。


室外機を接続し、電動真空ポンプを使用して、配管内部を真空乾燥します。


ドレンは塩ビ管を使って排水溝まで導く訳ですが、ちょっと見た目がアレでしょ。


実はお部屋の気密性が高すぎて、キッチンの換気扇を回すとエアコンのドレン管からポコポコ音がするそうで、これを付けて欲しいとのご依頼です。

ポコポコ音は、排気に対して吸気が足りないから、ドレンホースを通して風が入ってくるために、排水時にポコポコと音を立てる現象です。
吸気口を開けてやることで解消されますが、こちらのマンションの場合は吸気口が無くて、サッシに付いている換気窓を使う様になっていました。
この窓はフィルターが付いていないので、開けると排気ガスが混じった外気が侵入してきて、カーテンが真っ黒になってしまうので、それを避けるために逆止弁をご希望でした。

これ、定期的にメンテナンスしないと、ドレンが詰まって最悪の場合は室内機からの水漏れの原因となります。
アベ冷熱技研では基本的にお奨めはしていませんが、「寝れないくらい気になる」との事でしたので、きちんとメンテナンスしていただく事をお約束して、取付けさせていただきました。
ホントは横向きに付けてはいけないんですけど、メンテナンスの都合上ここに取付けです。

外周りはこんな感じで完成です。
どこの分譲マンションもそうですが、エアコンの事まったく考えてないのか、知識がないのか...こういうところにしか置けないのは、設計士としてどうなんですかね?
この共用廊下に、同じ様にずらっと室外機が並んでいるのは、なんとも残念な感じです。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

「丁寧にしていただいて、ありがとうございます。」と、大変お喜びいただきました<(_ _)>

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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