2016年5月17日火曜日

分電盤取替え・電気容量アップ電気工事

4月にIHクッキングヒーターとレンジフードの取替工事をご依頼をいただいたお客様宅にて、電気容量増設工事にお伺いしてきました。


既存の分電盤です。


主幹が50A。
エアコンが6台、この前IHクッキングヒーターを設置したので、同時に運転すると容量的にはかなり厳しい状態です。


IHクッキングヒーター設置時にご相談いただいていて、その時に宅内調査を行い、図面を制作し、四国電力へ容量増の申請をしていました。


申請が受付けられましたので、工事に掛かります。
引込み周辺はこんな感じ。

この1階と2階の段差が、この後大変なことになる訳です。。。

ケーブルサイズを既存VVR14sq×3芯から、CV-T14sqへ張り替えます。
電力量計のところから、建物反対側にある分電盤までは、1階天井裏を隠蔽配線します。

軒天を開口してケーブルを入れようとしますが、ある程度入ってそれ以上入りません。。。

ユニットバスの点検口から見ると、奥には梁が見えます。

実はあの梁は、外壁側の梁ではなく、2階を支えている梁なんです。。。
ずっと向こうで、複雑に重なり合う梁のせいで、ケーブルが通りません。

2時間ほど格闘しましたが、どうにもならないので外部露出配線も考えましたが、どう考えても玄関の上をケーブルが横切るのは美観上許せません。
やれるだけやってみようと、天井裏へ体を入れました。

1階と2階の隙間を入っていくのは初めての体験です(^_^;)
肩幅入ればどこにでも入れますね。。。

まぁここからも3時間格闘で、なんとか呼び線が通りました。


が、ケーブルが通らないので、まずロープに変更。
まったく天井裏で何が起こってるのか判らないので、腕が入るだけ穴を広げてカメラで撮影。

下に転がっているのが既存ケーブル。
上から奥へ向かっているのがロープ。
梁と天井の補強材との間の狭いこと。。。

おかげでケーブルキャッチャーも痛めてしまいました(´・ω・`)


朝から5時間掛かって、なんとかケーブルが分電盤のとことまでやってきました。

既に放心状態ですが、今日中に終わらせたい。

新しい分電盤を取付けて、ケーブルを接続していきます。


電力量計周りはこんな感じで仕上り。


2階軒先の引込点までケーブルを取替えます。


引込線と仮接続します。

後日、電柱から建物までの引込線張り替えを、四国電力引込認定店が施工します。

電力量計の新旧交代。スマートメーターに変わります。


トルクドライバーを使って、規定値で締め付けます。


外周りはこんな感じで完成。


すべての接続が完了すると、絶縁抵抗計を使って漏電がないか確認。


あとは電源を投入して、お引渡しです。


ケーブルを天井裏に通してパパっと済む予定だったんですが、あまりにも天井裏で手こずってしまい、もの凄い時間が掛かったにも関わらず、とても嬉しいアンケートのお応えをいただきました。



ありがとうございます。がんばった甲斐がありました<(_ _)>

アベ冷熱技研は「四国電力(株)請負計器工事認定店」です。
登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事や修理・点検もお気軽にご相談ください。

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