2014年8月18日月曜日

素人工事?施工不良のエアコン手直し・ガス充填作業

「エアコンが冷えないので見て欲しい」とご依頼をいただき、エアコンの点検にお伺いしてきました。

日立 2007年製。

運転すると、ファンは回転し風は出ますが冷風は出ません。

室外機は屋根置き。
ファンは回転、コンプレッサーも運転音がしています。


室外機のバルブカバーを外すと・・・

オイルがべっとり・・・完全に漏れてますね。

ガス圧を測定。

ちょっと少ないですね。
外気温が高いので、もう少し圧力が高くないといけませんが、漏れているので当然ですか。

ここまで点検を行って、現状をお客様にご説明。
修理するか、買い替えされるかは、お客様にご判断していただきます。
ただし修理の場合、別の不具合が発生して、翌日故障するかも知れないという事も考慮していただきます。

今回は修理という事で、ご依頼いただきました。
修理に掛かる前に、どうしても気になっていた部分。。。

室内機下から配管穴が見えてる施工方法がかなり怪しい上、見えてるドレンホースが断熱されてません。。。
断熱どうこう以前に、なぜこのホース???

外して見て判明。。。

右後方配管なのに、なぜかドレンは左から?
素人工事もいいとこです。
このままだとドレンホースが結露して、水漏れが起こりますね。
これは右側に差し替えておきます。

背面板もグラグラしていたので、しっかりと留め直します。


室内機を取付けます。

下に見えてた配管穴も見えなくなりました。

こちら、室外機側のフレア。。。


こちら、室内機側のフレア。。。

漏れて当然のフレア加工ですね。。。酷いもんです。

室内機側・室外機側4箇所のフレアを再加工します。

フレア加工はエアコン工事の基本です。
フレア部分はパッキンの役目も行いますから、加工がきちんとできていないと当然漏れます。

トルクレンチを使って、適正トルクで締め付けます。


配管接続が完了すると真空引き作業を行い、配管内部を真空乾燥させます。


真空引き完了後、フロンガスを規定量充填します。


冷房運転を行い、様子を見ます。


冷風が出る様になり、ガス圧も安定しました。

ちょっと運転圧が高めですが、外気温が高いのでこんな感じです。

「おぉ、冷たい風が出てますね。きちっと取付けもしてもらって、ありがとうございます。」と、大変お喜びいただきました。

アベ冷熱技研は「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工で、環境に配慮した施工・修理を心掛けています。
お気軽にご相談ください。

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