2013年9月6日金曜日

隠蔽配管のルームエアコン取替工事

「うちのエアコン、隠蔽配管なんですけど、そちらで取替工事はやっていただけるのでしょうか?」とお問い合わせいただき、現地調査の上、お引き受けさせていただきました。

東芝製ルームエアコン お客様支給品です。


既存機は基板の不良の様で、室外機が動きません。

実は量販店でエアコンを購入されて、取替工事に来た業者さんに「隠蔽配管なので、当社では工事ができません。既存配管を使う場合は、配管洗浄が必要です。」と言って帰ってしまった様です。

「配管洗浄が必要」。
少々の知識はある業者さんだった様子ですが、配管内部を点検した訳でも無く、どの様な状況でエアコンが停止して動かないのか確認した訳でも無く、、、どうやって配管洗浄が必要と判断したのか、意味不明です。
たぶん、触りたくなかったというのが本音だと思います(^_^;)
��ちなみに隠蔽配管流用の際、配管内部の残留オイルの状態を確認する必要があります。
コンプレッサ焼損などの場合、オイルが劣化し、異物が管内に残っている場合があるため、配管洗浄が必要な場合があります。)

隠蔽部分の点検を行います。

こちらのお宅の隠蔽施工方法は、ちょっと変わってました。
エアコン上部に点検口があり、そこから壁裏が点検できます。

上から見るとこんな感じです。

水漏れした形跡がありますねぇ。。。

ドレンは断熱されず、立ち下がっていました。。。


外部はこんな状況。

難しい工事ではなさそうですが、ドレンは何とかしたいです。

まずは既存機撤去。

配管内部の残留オイルをチェックし、流用可能な事を確認。
電気系統の故障ですから、まったく問題なしです。

さて、既存のドレン。

VP25を使ってるのはいい事ですが、短い。。。

勾配を付けて延長し、、、


しっかりと断熱処理します。

立ち下げ部分の断熱は、壁剥がないと無理です。。。

室内機を取付けます。


配管類を接続していきます。


ドレンをしっかりと接続。


室外機に配管を接続して、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させる訳ですが、宅内工事を行っている間に、社長に任せていた外部工事が完了してまして、真空引きの写真はありません<(_ _)>


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

今日からまた快適にお過ごしいただける様になりましたね。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
他社で断られた工事でも、お気軽にご相談くださいませ。

4 件のコメント:

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    このエアコンの同じ機種(と言っても6畳用)がありますよ!
    でも、壁の穴はスリーブ入ってないわ真空引きが電磁ポンプじゃない簡易ポンプ・・・(電動+ドライバーを使ってやってました。)なんか心配になってきました(><)
    ちなみに隣の父の1万円エアコンは4万円もかかった施工なのでそれなりに持ってますw

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  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    jamesさん、コメントありがとうございます。
    エアコンの寿命は、初期工事が大半を握っています。
    真空ポンプもいろんな種類の物がありますが、「真空になったからいい」と言う考え方は間違っています。
    電動式でしっかり真空乾燥させるのが、間違いありませんね。
    最近のエアコンは故障しにくくなってますから、保証が切れた頃に傷む事が多いですね。
    残念なお話ですけど。。。

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  3. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    うう、1年保証です~
    ちょっと悲しい。
    ビっOカメラさんちゃんとしてよー(´・ω・`)

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  4. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    jamesさん、最近のエアコンは、本体は1年ですが、冷媒回路(コンプレッサなど)は5年の保証が付いているはずですよ。
    確認されてみて下さい。

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