2010年8月20日金曜日

自分より3歳若い?ボイラーの取替え

まだまだ暑い日が続きますね。
直射日光が当たる屋外では、じっとしてても汗が噴き出してきます(>_<)

そんな中、今日はボイラーの取替えにお伺いしていました。
既存のボイラーです。

この機種、久々に見ました。

名板の製造年には、昭和47年9月の刻印が。。。

自分より3年若いボイラーくんですが、、、38年も大きな故障も無く使われていました(+o+)
お客様は農家さんで、ボイラーのメンテもご自分でされていたそうです。
「農家が機械の修理?」と思われる方が多いと思いますが、ほとんどの農家さんは機械に強く、簡単な修理はご自分でされる方が多いんですよ。

今回はどうしても点火しないので修理依頼を頂きましたが、さすがに部品が無いので取替えとなりました。

反対側から見るとこんな感じです。


近くで見るとさすがに痛みは激しいですが、中の缶体はステンレスなので一切水漏れ無し。

部品があれば、まだ使えそうでした。。。(^_^;)

当時は水道圧を下げるための減圧弁が無かったため、高所タンクが設置されていました。

水道水を高所に設置したタンクで受けて圧力を開放し、その落差を使ってボイラーへ給水されています。
これも必要ないので、撤去してしまいます。

今回取替え設置するボイラーは、新品ではありません。
お客様のお友達がオール電化にされた際、撤去して保管されていた中古品です。

既存の灯油タンクは下部がサビていたので、これも中古品に取り替えます。


既存ボイラーから中古ボイラーへ入れ替え、配管類を接続していきます。


ここで問題になったのが、給水管です。
先ほどの高所タンクの所からボイラーまで、給水管を引いてくるのはロスが大き過ぎます。

悩んでいると、お客様がボイラーの近くを掘り出しました。
「ここにあるんよ」と、土中から現れたのは水道管。
お聞きすると、これもご自分で配管されたそうで・・・

ま、近くにあってラッキーでした。
この水道管を分岐して、ボイラーへ接続します。


配管接続後、通水テストを行い、保温材を巻き付けて完了。

実は取り替えた中古ボイラーも19年選手。。。
異常が無いか、きちんと点検を行います。

これまた点火しないので「これもダメか?」と思いましたが、気化ノズルが詰まっていた様で、交換すると元気に燃え出しました。
通常はこの様な中古品との取替えはお奨めできませんが、こちらのお宅はリフォームを検討されていたため、「1、2年使えたらええんよ。リフォームの時に新品をお願いするけんな。」と言うことでお引き受けいたしました。
言わば「仮設」ですね。

ボイラーを運転すると、「おおっ、最近のボイラーは静かやなぁ。いやぁ~、快適に使えるわい。」と感動していただきました。
・・・最近のじゃないんですが。。。(^_^;)

アベ冷熱技研では、石油機器技術管理士・給水装置工事主任技術者が点検・整備・工事を行います。
お気軽にご相談くださいませ<(_ _)>

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