2009年7月14日火曜日

三番町でエアコン取替え

お昼から、三番町のとあるマンションで、エアコンの取替工事を行いました。
以前からご厚意いただいている大家様からのご依頼です。

賃貸マンションには珍しく、天吊形のエアコンが設置されています。

冷房能力は4.0kw。
窓の上にカーテンボックスがあるため、新築時に天吊形を選んだ様です。
前回までは同じ天吊形に取り替えてきましたが、今回からは予算面・施工面・保守面を考えて、壁掛形のルームエアコンに取り替えることになりました。

なぜ取り替えるか?
基板が故障していて、動かないんです。

撤去に掛かります。
天吊形は業務用エアコンの部類になりますから、フロン回収破壊法の対象品となるため、フロン回収作業が必要なのですが・・・

入居されている方からの希望により、2時間でこの工事を完了しなければならないため、フロン回収は事務所へ持ち帰って行うことにしました。

「え? じゃあ、配管内に残留しているフロンは大気開放するの?」と言われると思いますが、必殺技を使って室外機へ回収します。

基板が故障して、ウンともスンとも言わないエアコンくん。
基板横のマグネットスイッチを押すと・・・

ブーンと元気にコンプレッサーが動き出し、フロンガスを室外機内へ回収していきます。
配管距離が短いので、30秒程度で完了です。
ちなみにこの技は、インバーター機種ではなく一定速タイプでコンプレッサーが動く状態でないと使えません。

下にはウォーターベットがあるので、非常に施工しにくい状態でしたが、何とか取付けが完了です。
ダイキン製 S40KTNV-W です。

こちらのマンションへは、修理対応の早さからダイキンをお奨めし、ご採用いただいております。

新設エアコンの位置から、カーテンボックスが使えなくなるため、エアコンの下に新たにカーテンレールを付けて対処しました。
左の方に既存の天吊形が見えますが、今回は外さず置いておくことにしました。
これを外そうとすると、この下にあるウォーターベットを動かさないといけないし、外してしまうと天井面の汚れや吊りボルト穴が見えるため、クロス張替え時に撤去する方が良さそうなため、大家様・入居者様のご納得の上、今回は置いておくことに決まりました。

内部・外部のスリムダクトも、すべて取り替えました。


室内機にコンセントのいらない、室外機電源直結タイプを採用しすっきり収まりました。

さあ、持って帰った室外機からフロン回収しないと。。。
また今夜も残業?

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